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うれたん

看護師さんは交代勤務をしている.

んで,交代だから患者さんの情報とかは,申し送りの時間で口頭で伝えたり,同時に紙に記録してあるものを渡すことになっている.

・・・らしい.

先週の土曜日
認知症の進んだバアちゃんのウレタンマットを普通マットに換えるように依頼した.

ウレタンマットは,患者さんの体に局所的な圧迫を加えないすぐれものだ.
床ずれを防いでくれる!

ただし,その引き換えに,患者さんは身動きがとりにくくなる.

ブヨブヨのマットに寝ていたら誰だって動きにくいだろう.
で,それがお年寄りだったり,さらに障害があったりすると,なおさら動きにくくて,寝たきり一直線になったりする.
おまけに体がマットに沈み込むので,ほんとは避けるべきまん丸い姿勢をとったりしている...

床ずれや,その可能性が無ければ,ウレタンマットはなるた避けたい.

にしても・・・

なんだか,うちの病院は,評価とか基準がいまいちはっきりしないままウレタンマットを使用しているような気がする・・・
他の病院はどうなんだろ?
賢くマットの選択できているのかしら?

うちの病院・・・何となく思うに・・・

「高齢で動けない人にウレタン」

て,雰囲気がでてるんすけど・・・
σ(^_^;)アセアセ

これって,床ずれ予防どころか場合によっちゃ近畿禁忌.

現に,「その患者さんになんでウレタンを使用しているんですか?」て質問したら,「べつに・・・」とか「はじめからそうなってました」とか,変な返事が返ってくる.
「床ずれ予防に」て返事されるときもあるが,評価しているかと尋ねれば,「していない」のである.

う~ん

ゴーマンかましてよかですか?
↑ヨクナイ(笑)!

で,「無意味にウレタン」の場合は,普通マットに変更を依頼するのさっ!
普通マットも使用することでで,きちんと評価すればいいと思う.発赤でないとか,動きやすくないだろうか?とか・・・

・・・

で(前置き長くなった・・・)

看護師さんは,普通マットへの変更を快く受けてくれた.

ただ,

「今日(土曜日)は忙しいので明日(日曜日)でいいですか?」

って言われてた.

ま,業務の都合っちゅうヤツですな!
それは仕方の無いことです.一介の理学療法士がどうこう言っても仕方の無いことです・・・

んで,今日(月曜日)・・・

おばあちゃんは見事にウレタンマットに沈んで寝ていた.

ガ━━━━━(;゜д゜)━━━━━ン!!!!
ソリャナイゼセニョリータ

僕「あのぅ,マットを変更してくれるって話だったんですけど・・・」

看護師「えっ,そうなんですか?」

って,オイ!整形外科病棟!

申し送りはどうしたん?

念のため,3人の看護師さんに「マットの変更をお願いしますね」ってモジモジしながら訴えた僕は・・・
しかも,「申し送りに記載お願いします」とまで言って,クリニカルパスに記載した僕は・・・

まったく無視されていたんかいっ!
(#゜Д゜)ゴルァ!!

てか・・・
「もしかしたら,無視されるかもな~」
て思って.保険のつもりで!

■複数の看護師に連絡
■申し送りの記載を依頼
■パスに記入

をしたのに,その上をいくなんて・・・

ドラゴンボールや,幽☆遊☆白書で,どんどん強い奴が出てくるように,看護師もさらにその上を行くのか~????

おいっ!
整形外科病棟の看護師っ!

ばあちゃんはなるべく,「不動」の状態を避けたいんだよ!

そうしなきゃぁ寝たきりになっちゃうんじゃないのかって理学療法士は不安になっているワケ!
床ずれ予防マットを使用することで,床ずれを作ったなんてことをしたくないじゃないかっ!

うちの病院に入院したせいで,寝たきりになったなんてしたくないじゃないかっ!

だから・・・

「えっ,そうなんですか?」

て言う暇があったらマット換えてくれよぅ・・・

オロローン
・°・(ノД`)・°・

コメント

  1. 某Dr より:

    Unknown
    元褥瘡対策責任者です。どうも指導が悪くて申し訳ありません。いや、頑張ったんだよー。マットレスの基準も作って全病棟に配布したし、早期離床の勉強会も開いたし・・・。このくらいの試練は山ほどしてきました。
    一番効果的なのは、「病棟責任者(病棟師長)を出せ!!」と切れることでした。やりすぎるとこっちの心が切れてきますが・・・

  2. kazz より:

    いんや・・・先生のせいじゃ無いです!
    単純に,意識の問題だと思います.
    意識改革って難しいですよね・・・

    まだまだ,山ほどの試練がありそうです(i_i)!

    僕も,気分的に「病棟責任者(=師長)」に「どうなってんですか?」と小一時間問いつめようと思いましたが,祝日なのでおられませんでした・・・

  3. りーまー より:

    褥創治療にはご連絡を!
    褥創管理加算には、施設基準に必要時に適切なマットの使用がいつでも出来ることがうたわれています。
    入院患者全員に褥創危険因子の評価をすることが日赤でも義務付けられていると思います。栄養状態の低下、病的な骨突出、ADL度などを評価した結果、看護計画を立てることになっていますが、あやしい患者さんにはたいがい褥創用マットを使用する結果を得ています。
    当院ではエアマットならアドバン。ふつうのマットならウレタンでもスエーデン性の治療用マットが沈んでしまうこともなく、しかもレンタルできるので重宝しています。
    ぜひご参考に!

  4. Mですよ より:

    Unknown
    DOCOMO一緒なんですね!
    変な意味でほっとします(失礼)

    患者に対するトータルな「評価」ができていない
    からでしょうか。。。?
    よくそうゆうことってありますよね。

    話し合う場がない?
    からですかね。。。
    チーム医療ってどこにあるんだろう???

  5. kazz より:

    >りーまーさん
    コメント&アドバイスありがとうございます.

    うちに必要なのは物資ではないのだなと感じています・・・

    道具があれば道具を使用することで,「予防した」「評価した」なんて”気分”になってるのではないかと感じてしまいます・・・

    足回りの遅さと発想の乏しさがそれを物語っています.

    栄養管理,下痢の管理,オムツの使用管理を考えても,それぞれが独立したアプローチになっていて,患者さんの褥創予防や,不活動性の改善などにリンクしていない感じがあります.

    マットだけで改善しようとする褥創予防が,かえって将来の褥創発生因子になったりする場合だってあります(きっと).

    よくよく考えると,単純な問題で
    「ばーちゃんをそんな格好で寝かすな」
    ってだけなんですけどね・・・

  6. kazz より:

    >Mですよさん
    一緒ですか・・・

    チーム医療ねぇ・・・

    オーイ チームイリョー!!
    L(゜□゜ L)Ξ(」゜□゜)」

    って叫んでも,やってこないので
    (↑あたりまえか)

    コツコツ問題点を解決していくしか無いですな~

    話し合う場が無いのか,話し合う気がないのか,話し合う時間がないのか,話し合う人がいないのか,話し合うネタが無いのか・・・

    根本は,お仕事的医療サービスではなくて,人助けの心の気がしますっ!

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