仕事を終えて,19:00から松江赤十字病院で開かれた
■判例から学ぶ医療リスクマネジメント
と言う講演会に参加してきた.
講師は
■日山亨先生(広島大学保険管理センター 助手).
先生は「モダンフィジシャン」という内科系総合雑誌の連載(「判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント」)や,「判例に学ぶ消化器医療のリスクマネジメントー収載訴訟事例64」という本の執筆をされている.
『リスクマネジメントに関しては法律家や院長と言った「上」の立場からの話が多いが,現場からの声として判例を通して解説したい』と冒頭に述べられていた.
僕は,理学療法士なので直接的に判例が当てはまることはなかったのだが,なぜ(医療)訴訟が起こったのかという経過を知る上では非常に興味深かった.
それに質疑応答のなかでの医師たちの現場の声というのも聞けて,勉強になった.
話を聞いて,確かに医療従事者には厳しい結果となる場合もあると思った.
・・・が,医療内容の充実とともに,「良好な人間関係の構築」が非常に重要なのだと考えさせられた.説明義務を怠ったり不十分だったりすることも訴訟へとつながる要因となる.
以前聞いたことがあるのだが,アメリカの医療訴訟防止マニュアルには
「挨拶をしよう」とか「笑顔で」なんていう小学生の本に書いてあるようなことが挙げられているらしい.
こういった(当然の)ことの不十分さが,患者ー医療従事者の人間関係の亀裂となり,訴訟まで起こす事態となるのだと思う.
気をつけよう.
また,公演中に紹介があったのが
■裁判所
というホームページ
ここに裁判例情報というコンテンツがあり.
今までの判例を検索できるようになっているのだ.
ためしに・・・「理学療法士」で検索すると,19件もあった.
(ちなみに「理学療法」で検索すると51件)
結構,関わっているのね理学療法士.
さて,終わった後は
■大吉
■赤ベコ
という「焼き鳥」→「寿司」のハシゴで満足して帰った.
amazon「判例に学ぶ消化器医療のリスクマネジメント」
新興医学出版社「モダンフィジシャン」
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