■点滴
手や足の静脈に点滴針を刺して,そこにポタポタと液体を流す.
経験したことがあるだろうか?
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患者さんに点滴をするために,点滴針を静脈に刺す.
このことを看護師さん達は
■ルートとり
という.
お年寄りの静脈は細くて,時に硬化していることもあり,針が刺さりにくいことがある.点滴ルートがとりにくいのである.
先日,病室で遭遇した患者さんも,そういった状態で点滴ルートがとりにくい様子だった.
このままでは,看護師さんは点滴を開始することが出来ない!
あっちの静脈,こっちの静脈と,患者さんに「ごめんね~」と言いながら針を刺しては抜いている.
何度やってもうまくいかないらしい.
一度,新人の看護師さんが試みた後,ベテランの看護師さんへと交代したらしいのだが,
・・・30分も経過しているとのこと.
それでもできない.
手足には多数の脱脂綿が貼られている.
ルートとり失敗の痕跡だ.
そこで,看護師さんは,担当の医師(外科医)を呼んでルートをとってもらうことに
.(本来は医師の監督・指示のもとに行なうものなので,30分も頑張ってはイケないのかもしれないが・・・)
さて,この担当の医師がやってきた.
「ハイ,ハイ.ハイッ,ジャ!」
なんとぁ!
30秒もかからないうちに出来てしまったではないか!!
看護士さんは唖然・・・
漏れた言葉は
「ハァ(*´д`;)…カ…カックイー」
だった.
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後で,その看護師さんに売店で出会った.
「さっきのルートとりですけど,なんで,あんな技術差がでるんです?お医者さんって,ルートとりの経験が多いとか・・・?」
と尋ねたが,
「なんでかねぇ~・・・経験数で言ったら看護師の方が多いのかもしれないのにねぇ~」
とのこと.
しばらく話したが,結局,スゴいとしか言いようのない説明になっていた.
あの技術が,みんなにあれば,なんと患者さんは楽なことか.
技術の差ってスゴいなぁと思った.
と,同時に,自分の行なっている理学療法においても,技術の差はどのように現れているのだろうか?
あるいは現れていないのだろうか?
と思いを馳せてしまった.
「ハァ(*´д`;)…カ…カックイー」
と,思われるようなセラピーしたいですな.
コメント
こんにちわ
一回コメントをいただいたんですが、それ以来になってしまったのでこっちからお邪魔してみました。
覚えてますか?なんか勝手で申し訳ないです。
点滴、なんなんでしょうね。やっぱ人よりうまくなりたいって言うのは誰でも同じだと思うんでどね。
サイト見てみましたけどめっちゃ細かい作業なんですね!
いっこでもわすれちゃいけないんですもんね!
医療っていろんな面で置くが深いですね~!
覚えてます!!
いらっしゃいませ!!
BAHASHISHI関連ですね!
覚えていますよ~
点滴は,僕ら理学療法士は実施することはないのですが,遭遇することは良くあります(笑)!
ホント,医療従事者にとっても患者さんにとっても,医療行為って奥が深いですよぉ~!
Unknown
子供の頃かなり病弱で、しょっちゅう熱をだしてました。注射もいっぱい
お子ちゃまの血管も難しいのですか?ルートとりに本当に何回もさされて悲しかった。今でもその時の事が映像として残っています。
大人になってからは、脊髄の麻酔!?(たぶん)の注射が一番辛かったです。何回かのやり直しの後、ベテランぽい先生が一発で成功した時は神さまを見た思いでした
kazz
僕は,子供の頃は病弱体質の健康者(?)でした.
次男なので,ほったらかされて育っていました.
なので,駐車は学校とかのものだけ.
考えてみれば,いままで注射を失敗された経験はないっ!
子供はど~なんでしょうね?
泣いたりするから大変かもしれないけど,動脈硬化とかなさそうだし,とり易いのかな・・・どーなんでしょう?>看護師さん
それにしても・・・脊髄の注射(脊椎麻酔や硬膜外麻酔)って失敗することあるんですか!?
いたそ~・・・
タコ
新年早々入院した病院では看護士さんがみなさんとても親切で、毎日の点滴も気使ってくださり、「右がいいですか?左がいいですか?」って毎回きいてくださった。私は血管が細いので失敗される方もあるが、1ヵ月近くもいるとそんなこと関係なくなってる。信頼関係でもうまれたかのように。「どこでもさしちゃってください!!」ってなってまう。
そしたらみなさん集中して同じとこ刺すのね・・・
そりゃ点滴タコもできるわ・・・
でも感謝!!いろんな患者に対応せないけんから大変ですね。尊いお仕事です。
re:タコ
こんにちは!
点滴タコって凄いですね!
アザ(内出血)はよく見かけますが・・・
もしかして、変な注射もしてたりしませんか(笑)?
にしても、患者ー医療者間に信頼関係が生まれるっていいですよね!
老い関係目指して頑張ります!