リハビリテーション士

夕方

看護師さんから内線連絡があった。

受け取ると、僕の存在確認だった。

「そこにいるでしょ？いまから行くから」

て、看護師さんらしい（と言っては失礼か？）チャキチャキした方からだった。

数分後、看護師さんが僕のいるスタッフルームに来られた。

・・・目的は

『感染対策の講習会案内』の用紙

↑コレを渡しにきてくれた。

これからの時期、特に警戒しなければならないことである。

実はいままで、われわれリハビリスタッフにはこういった院内勉強会の案内が来ることはなかった。
もちろん、感染対策なんていうのは、看護師のみならず、全職員が知っていなければならないことなんだけど・・・。

看護職員独自で開催し、看護職員対象にした講習会が開かれるのみだった。
ウチの病院では看護師だけでも５００人以上おられるので、会の開催もなかなか大変だろうと思う。

僕は以前から、こういった情報をキャッチして、看護師さんたちの勉強会に参加させていただいていた。

女だらけなので、白衣を着た僕なんかがいたら目立つのだろう。
しょっちゅう、「また来てるね」なんて声をかけていただくこともしばしばだった。

そのシツコサの甲斐があってか、『いままで出てくれているので、リハビリの方々も』ということで
今回の講習会参加対象者の欄に『リハビリテーション士』という項目が付け加われた。

『リハビリテーション士』なんて聞き慣れない項目だったけど、その不器用さにも、主催者側のより深い愛情を感じた。

僕達のことを　気にかけてくれてありがとう！！