NST活動における理学療法士の役割

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今日は、関わりの深い病院での講演。
その病院のNST(栄養サポートチーム)からの依頼だった。

依頼を受けていたテーマは

■『NST活動における理学療法士の役割』

僕なんかが・・・なんとも、おこがましやっ!
ヘ(○д●)ノ

と恐れ多く思ったのだけども、自分が1年間関わってきたNST活動について、経験したこと、感じたこと、勉強になったことなどについてまとめるチャンスにもなったのでよかった。

また、急性期のリハについて、DPC(による支払い制度)の構造もお話しして、そのなかで、なぜ理学療法士が関わるNST活動が必要なのかってトコロも話できればな...というのが狙いだった。

全体としては、制度だとか診療報酬だとかいう堅苦しい話だけではなくて、NST活動にみる人間的な部分、医療の大切なところについても話がしたかった。

チームで行うことの大切さや、人をみることの大切さが伝わればなによりかな。

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資料を作成しているときにふと思いついたのが、宮沢賢治の詩『永訣(えいけつ)の朝』

スライドに入れたのだけども、朝、職場スタッフに聞いても認知度が低くてビックリした。
公演中、会場でも聞いたのだけど、みなさん案外に知らない様子・・・

おもわず『ググっておいてください』とアドバイスしてしまった(笑)
あまりココに重点を置くと、観念的な話ばかりになってしまうから、最後のスライドに入れておいてよかった(のか悪かったのか)

――――――――
(再掲)
『永訣の朝』は宮沢賢治の詩で、大切なちいさな妹の死を想う奇麗な奇麗な詩だ。

妹は死の床において賢治に、『あめゆじゅ とてちて けんじゃ』(雨雪をとってきて、賢治)と語りかける。

大切な妹の声に、

『わたくしはまがったてっぽうだまのやうに このくらいみぞれのなかに飛びだした』
曲がった鉄砲玉のように、外に飛び出す賢治

けなげな妹の命がもう消えようとしている
音声としての妹の声
『( Ora Ora de shitori egumo )』
わたし、ひとりで逝くからね

『ほんとうにけふおまへはわかれてしまふ』
本当に、今日 お前は別れてしまう

『あめゆじゅ とてちて けんじゃ』という妹の声が繰り返される詩の中に、詩を書いている今の賢治と妹の死の最期に臨む賢治が行き来している。

単純に”思い出し”ているのではなくて、この詩の中で実際に賢治は妹に逢っている。

そして、どう結ぶかというと

『おまへがたべるこのふたわんのゆきに

わたくしはいまこころからいのる

どうかこれが天上のアイスクリームになって

おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに

わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ』

『わたくしの すべての さいはひをかけて ねがふ』
私の全ての”幸い”をかけて願う

賢治はしばしば、この「さいはひ(幸い)」というコトバを使う。

賢治の他の物語や詩を読んでみると、この「さいはひ」が身にしみて分かってくる。

「永訣の朝」において賢治がすくった雪は、その対象を妹や賢治という個から抜け出して、”みんな”へと向かう。
それが賢治の祈りとなる。
そこに賢治は、すべての幸い(さいはひ)をかけて願っている

心にしみる詩だ

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■この記事に関連する書籍紹介(栄養 / NST)

静脈経腸栄養ガイドライン 第3版: 静脈・経腸栄養を適正に実施するためのガイドライン
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照林社
一般社団法人日本静脈経腸栄養学会 NST専門療法士認定試験 過去問題集I
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治療に活かす!栄養療法はじめの一歩
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