帰りの列車がくるまで少し時間があったので、コンビニで立ち寄った。
コンビニの書棚をみると、同じ色・同じタイトルの文庫が並んでいた。
推理ものやHow toもの・・・
そんなかで、ひときわ僕の目を奪ったのは
夢野久作の
ドグラ・マグラ(上)(下)
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫) | |
クリエーター情報なし | |
角川書店 |
ドグラ・マグラ (下) (角川文庫) | |
クリエーター情報なし | |
角川書店 |
僕がこれを読んだのは、専門学校の時に友人にすすめられてだったと思う。
「これを読んだら一度は気はおかしくなる」ということを、放送禁止用語で説明してくれた。
読んだ結果・・・
僕はあいかわらず優良善行美男子青少年路線を外すこと無く過ごしている。
まったくもって「おかしくなる」というのは噂に過ぎないということだ。
今から思えば、超有名作品だったわけだけども、当時はマイナーオカルト作家の本だと思っていた。
ちなみに、映画も出ているのだけども、これは最後まで見なかった気がする。
つまらなかったかどうかも思い出せないので、感銘を与えられたわけではないと思う。
あるいは、僕の気がすこしおかしくなったせいかもしれない。
なににせよ、小説は酷く奇怪だった。
そう思って読んだ。
当時はこの陰鬱な空気感に引き込まれて読んだのを思い出す。
コンビニでは、この文庫を手にしてみたものの、買うことは控えた。
まだ、僕の部屋の本棚にこのドグラ・マグラは(版は違うと思うけど)残っている。
また、読んでみようかな。
今度こそ、優良善行美男子青少年路線を踏み外すことになるかもしれないが・・・
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