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知識と臨床

以前にも書いたが、毎週火曜日の朝にはミニテストがある。

FIM(フィム)のテストだ。

FIM(フィム)・・・は患者さんの生活状況を知るための手がかりになる評価で、リハビリ専門職が知っておくべき知識。

このFIMの知識を補強するためテストをやっている。

FIMにより患者さんの生活状況を知り、自分のリハアプローチがを功を奏しているのかを知ることも出来る。

今週は、火曜日が祝日ということで、ミニテストは月曜日に行われた。

朝・・・

6年目のPTに声をかけられた。

「コレ解いてみてください」

いつもやるテストとは別に、このセラピストが独自に考えた設問だった。

しかし、この設問を解くにあたり、疑問が・・・

考えようにより答えに幅が出るのだ。

・・・で、答えに幅を持たせたまま回答を出すと。

「この答えはこうです!」

と、楽しそうに解説を始める。

僕の回答は幅を持たせてあるので、「×」になってしまうらしい。

で、

「この設問だと、こうも考えられるんじゃないの?」

と反論すると、

「それは設問に書いてないから、こう解釈するんです」

とのこと。

・・・ヤレヤレ
ひっかけ問題だかなんだか知らないけど
なんとの為にやっているんだか・・・

患者さんはどこに行った?
この設問の中には、患者さんはいなかったぞ?
患者さん像のない設定で、それをひっかけ問題と称してあたかも正解をあるかのように振る舞って、嬉しいのかい?

僕の「臨床」に対するアンチテーゼだ。

彼の言う回答が「正解」だとしても、そんな臨床が(・・・学問でもいいけど)本当に楽しいのかねぇ?

僕は僕なりに学習するよ・・・

コメント

  1. ま~ より:

    Unknown
    そういうことってやっぱり
    ある程度自分に知識がついてきたときに
    起きてしまう現象?だよね

    “おごり”っていうのか・・・
    つい自分の知ってることを人に与えたくなる
    ・・・そして反論なんて認めず
    あくまで自分の世界観をつらぬく・・・
    みたいなね。

    そうなっちゃった人には、
    自分が何のため、誰のためにお勉強したかを
    もう一度見つめなおす機会があるといいね~

  2. Unknown より:

    Unknown
    かずくんを困らせたかったのね、うふふ。
    気にしなくていいよ。

  3. kazz より:

    >ま~さん
    そうだよね・・・
    自分も気をつけなくっちゃ・・・
    σ(^_^;)アセアセ

  4. kazz より:

    >Unknownさん
    僕を困らせてもいいことないのに・・・(笑)

    ま、考えるいい機会になったから、コレもご縁ですな。

    合唱

  5. yoshitaka より:

    以前にも書いたけど・・・・
    「10人の患者さんがいれば、10人のリハビリプログラムがあるでしょう」

    本質の欠如。

    いずれ、わかるのでしょうが・・・・
    わからなかったら・・・・・・・・・・

    若気のいたりかな・・・・・

  6. kazz より:

    >yoshitakaさん
    プログラムは本来患者さんの為にありますよね。

    そういうことに対する学習が、国家試験の為や、テストの為の活動になってしまうのが悲しいです。

    「患者さん不在」の知識は、単なる「物知り」にしかならないと思っています。

    しかし、知らないよりは知っている方がいいので、テスト勉強頑張って欲しいですが・・・患者さんや臨床を思い浮かべながら勉強してもらいたいものです。

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