今日はICLSのコースが当院で開催された。

ICLSとは
「Immediate Cardiac Life Support」の略で、突然の心停止に出会った時にどのように対処すべきかの行動指針。

日本救急医学会「ICLSとは」

けども、今日、僕は不参加。
ICLSを学ぶことが重要とは言えど、日常診療を放ったらかすわけにはいかないので、PT5人のkazz班のうち2人までの参加としている。

できれば、全員が毎回参加させてもらいたいのだけども、輪番制にしているだ。

次回か、その次であれば、僕も参加可能だ。


んで、今日の朝・・・

院内に放送がひびいた。

『CPR!CPR!』

CPRとは心肺蘇生のことで「CardioPulmonary Resuscitation」の略。
※ときに、CPA(心肺停止:cardio pulmonary arrest)がコールされることも。

院内で心肺停止の患者が発生した時に、全館放送でコールがかけられる。
これを聞いて、スタッフが集まるわけだ。

特に今日のような土曜日だと、スタッフが手薄なために、迅速に患者のところへ集まらなければならない。

一理学療法士ながら僕も、CPRコールには駆け付けることにしている。

挿管(気管に管を入れて気道を確保すること)や点滴などは行えないが、場合によっては心臓マッサージを行うかもしれないし、点滴スタンドを用意したり、器材の準備やベッドの移動などの人員として働くことが可能だ。

猫の手よりは役に立つ。
邪魔になりそうであればよけておけば良い。

と、いうわけで、現場に駆けつけるようにはしている。

今日も駆け付けたが、幸いなことに特に何か仕事をしたわけではなかった。
(つまり、人手が充分に足りていた)


CPRコールがかけられたとき、リハビリスタッフは各々リハビリ室で朝の仕事をしていた。
カルテを見たり、書類を用意したり・・・

んで、CPRコールがかけられたとき、どうなるかというと・・・

ピヨピヨ・・・

・・・何も起こらない

とても、人の心臓と呼吸が止まっているとは思えない状態。

つまり、「他人事」の状態だ。

悪気があるわけではなくて、

たぶん

「何をしてよいか分からない」状態なのだと思う。
そして
「邪魔してはいけない」と、思ているかもしれない。
「こういったことは看護師や医師の仕事」と思っているかもしれない。

しかし、実際には
身近で誰かの心臓と呼吸が止まっている。
そして、助けられるかもしれない状況なのだ。

『何か役に立てることがあるのではないか?』

と発想するには、はやり、トレーンングが必要だと思う。

トレーニングを行うには
まず、関心を持つことから始まるのだと思う。

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参考

日本救急医学会「ICLSとは」
KAZZ BLOG「ICLSコース」(2009年02月28日)
KAZZ BLOG「ICLS」(2009年07月11日)
KAZZ BLOG「CPR!CPR!」(2010年07月14日)
KAZZ BLOG「CPR」(2010年10月27日)

kazz_ash

足川 和隆 理学療法士18年生! 毎日、始発で出勤、最終で帰宅の米子~松江の通勤をしています!

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