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天気の子 | ネタバレ注意 | 解説

小説天気の子を読んで
映画「天気の子」を見てきた。

予想はしていたけど、目から大量の汁が出てきた。

あまりにも感動したので、このブログでも、この作品についてちょっと記録したい。

はい

ネタバレ

気になる方は読まないように!!

 

いいな!

忠告したからな!

 

『君の名は』登場人物

  • 瀧くん
  • 三葉
  • テッシー&サヤちん
  • 四葉

彼らが登場している。
(今までの作品からちょっと想像ついたけど)

 

瀧くんと三葉は
それぞれ別々の場面で登場。

瀧くんの登場

君の名は_瀧くん

夫の初盆を晴れにしたいという立花冨美さんからの依頼の場面で登場。
この家に帆高と陽菜さんが「晴れにする」バイトでやってきたのだ。

「初盆くらいは、晴れにしてやりたいと思ってね」
という冨美さん
瀧くんは、初盆を手伝いに来たという設定。冨美さんの孫という設定だ。

この場面、「彼岸」というワードが、盆ということで巧みに・自然に使用してある。
彼岸とは「あちらの世界」のこと

彼岸に行くことになる陽菜さんを預言させる、物語にとっても鍵となる場面だろうと思う。
また、この「初盆」というワードで、帆高は陽菜さんの母が初盆だということを知ることになるということで重要だ。
母の回復を願う陽菜さんの思いが、彼女を「天気の子」にさせてしまったのだから。

小説では「タキ」とおばあちゃんから声をかけられる(小説 p.136)。

三葉の登場

君の名は_三葉

三葉もまた重要な場面で登場する。

帆高はが陽菜さんの誕生日のために指輪を買う。
このアクセサリーショップの店員として、三葉が登場(小説 p.150)。

「あの・・・あの!」と切り出す帆高。
「あの・・・こういうのって、もらって嬉しいと思いますか・・・?」

この不器用な純粋な質問に三葉は戸惑いながらも優しく答える。

「君、ここで3時間も迷ってたもの」
「私だったら、すごく嬉しいと思う。きっと大丈夫、喜んでくれますよ!」

・・・お分りいただけただろうか?

「大丈夫」
この曲のキーとなる曲のタイトルだ。

音楽監督を務めた野田洋次郎(RADWIMPS)が、「小説 天気の子」で述べている。

そして誰もがかけがえのない大切な人がもがく姿を見たとき、「この人の大丈夫に、自分はなりたい」と願っている。

重要な場面、重要なセリフだ
帆高は空から落ちてきた指輪を見て、陽菜さんが彼岸へ行ったのだと確信する。
そいういう重要な役割の指輪なのだ。

テッシー&サヤちんの登場

君の名は_テッシー&サヤちん

この実は付き合うことになったふたりは

やはりアツアツな関係だ(笑)

『お天気お届けサービス』の最初の仕事はお台場でのフリーマーケット会場。

そのお台場の観覧車の中に、テッシーとサヤちんが登場している。

 

四葉の登場

君の名は_四葉

これは、エンドロールまで気がつかなかったという人が多いのでは?

高校生の状態で登場している。

陽菜が人柱となり、あれた天候が晴れを取り戻したとき、青空を見上げて歓声を上げる女子高生3人組の中で空を指差すツインテールの女の子

これが四葉だ。


さて、隠れチャラの登場について考えたところで、各描写で表示されるアレについて話そう。

 

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ライ麦畑でつかまえて

気が付いたかな?

冒頭、帆高が田舎から東京にやってきて、街をさまようことになる。
止めてくれる場所もないし、ネットカフェ(漫画喫茶?)で過ごす。

そこでカップラーメンの蓋に使っている本

これがなんと!

「The Catcher in the Rye」

サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて(邦題)』
単行本(ハードカバー)のように見えた。
デザイン(装丁)を見てたけど、実在しない版だろうか・・・

この本が描写されるのは、ネットカフェの部分と、K&Aプランニング で働いている場面。
(おそらくそれ以外ではなかったのではないかと・・・)
K&Aプランニング で働いている場面では読みかけの状態で置いてあったので、読み進めている様子がうかがえた。

この「The Catcher in the Rye」
は良い暗喩として用いられていると思う。

      • 青春
      • 純粋さ
      • そこからくる無謀な行動
      • 全てが夢物語?

そういった象徴として用いられてのではないか?と感じた。
「The Catcher in the Rye(ライ麦畑でつかまえて)」を読んでいない人にはわからないかもしれないけども・・・

最終場面では、帆高は、自分と陽菜の体験したことが、実は思い違いなのではないかと・・・信じかける。
そこで、陽菜と再会を果たしときに、やはりあれば思い違いなんかではないと確認に至る。
「The Catcher in the Rye」を乗り越えた形になる。

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涙の描写

涙の描写については
『君の名は』と同じ系譜だろうと思う。

・本人の無自覚に流される涙。

あの特徴的な目から溢れ流れる涙の描写だ。

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指輪の描写

指輪については
なんども意識的に描写されていた。

先ほどの帆高の指輪と、須賀の指輪である。

これが示すのは

      • 大切な人
      • 不在

二人とも、指輪を大切にし、なんども確かめる描写が多い。

 

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時系列(天気の子、君の名は。)

時系列がどうなっているか・・・

ネットでは分析がなされている。

      • 2013年10月4日:隕石落下
      • 2021年夏:帆高と陽菜が出会う
      • 2022年春:瀧と三葉が再会
      • 2024年春:帆高と陽菜が再会

これに関しては、帆高と陽菜が世界を変えてしまったことで、瀧と三葉が再会を果たせなくなった・・・という意見がある。

「天気の子」の終盤、帆高が瀧の祖母(立花冨美)に会いに行った際に、家には瀧くんの結婚写真があったそうだ(相手が三葉ではなかった?)。

 

 

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参考

 

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足川 和隆 理学療法士18年生! 毎日、始発で出勤、最終で帰宅の米子~松江の通勤をしています! Gooblogから引越しをしてこちらにきました。 今まで応援してくださった皆様、これからもよろしくお願いいたします! 新規の方も、どうぞお楽しみください!コメント・フォローはお気軽にどうぞ!

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