目標設定の法則や理論ってたくさんある。
個人の目標や企業目標、その他に何か目標を達成しようとするときの意思決定だとか、指針となるようなものを定めるときに、いろいろなモデルが使われている。
今回は、そう行ったもののひとつで有名な『WOOPの法則』を紹介したい。
目次
WOOPはウップと読む
目標達成を円滑にするためのプロセスについての法則で、アメリカの心理学者ガブリエル・エッティンゲン博士よって体系化されたもの。
WOOPは、
それぞれのの頭文字をとったもので、このステップに沿って行動していくことで目標の達成率を高めることができるということで注目されている。
自分がなしとげたい目標を書き出す。
目標が達成されたら、そのような結果がになるかを書く。
ダイエットでいえば、3kgという目標を掲げ、それが到達されたらどうなるか?
掲げた目標達成を困難にするもの。障害や障壁としてあげられるものを書き出す。
先ほどの障害にぶつかったとき、それを克服・回避するための計画を立てる。
などなど考えられるのではないだろうか?
WOOPの法則の特徴的なのな、
できない理由や目標達成を困難にする要因を考えて、対策を”はじめのうちに”立てておくことだ。
いろいろな目標設定を立てても、問題にぶち当たったときに、計画が総崩れとならないように、この回避策を立てておくことは非常に有用だと思う。
常日頃から、「こういう場合はどうしよう・・・」ということを考えておくことは目標の達成のためには考えておかなければならないことだろう。
どんな目標設定が立てられるか?
・・・などなど
さまざまなことで、小さくも大きくも
目標設定を立て(Wish)
それが達成した状態を想定し(Outcome)
障害となりうることを考慮し(Obstacle)
どう回避して目標を達成させるか(Plan)
こう行ったことを考えていくといいと思う。
もちろん、これらは、自分の目標設定のみならず、
いろいろな場面で使えると思う。
糖尿病に関わる医師・医療従事者のための雑誌
PRACTICE(プラクティス)の2019年36巻4号において、坂根直樹医師が紹介されている。
心的対比と実行意図を用いた運動指導
どんな運動に取り組みたいですか?
<患者の答えの例>
その運動を続けることでどんな変化が起こると思いますか?
<患者の答えの例>
運動を継続する上での障害は?
<患者の答えの例>
もしそのようなときにはどのように対処しますか?
<患者の答えの例>
目標設定は
もちろん設定しただけではダメで、その結果・効果検証をしなければならない。
さまざまな要因を検討して、それが「達成」されるように、効果的なモデルを用いることも大切だと思う。
冒頭にも述べたけども、目標設定・達成のためのモデルはたくさんある。
自分に合ったものを取り入れていく必要があると思う。