職場において、日常生活において
人間関係で悩むことは多いと思う。
人間関係において考えなければならないのは
・・・では"ない"ということだ。
人の認知機能を考えると、見たいものを見て、聞きたいものを聞いて、感じたいものを感じるようになっている。
と、そう考えたほうがいい。
というのは、自分が作り上げている
また
というのも自分が作り上げている。
また
ってものそうだろう。
ここで、参考になる知識を紹介したいと思う。
彫刻家ピグマリオンは、命ぜられて大理石の女性像を彫った。
それは、あまりにも美しく、素晴らしい作品となったのだが、
ピグマリオンはその彫像に恋をしてしまい、甲斐甲斐しく世話をするようにまでなった。
食事や装飾など、まるで恋人のように・・・
その恋はあまりにも深く、ピグマリオンは『もし、彼女を手に入れられないようならば死んでしまおう』と思うまでに。
女神アフロディーテは、彼の願いを聞き入れ、その彫像に命を与えた。
これは
「必ず実現する」と強く信じ続けると、それが叶う
そういう例えとして用いられる
このピグマリオン効果に対して
『人間は期待された通りに成果を出す傾向があることの現れ』とされ、1964年にアメリカ合衆国の教育心理学者ローゼンタールによって実験された。
とある小学校において
あらかじめ無作為に選ばれた子供達の名簿を作り、担当の教師には
「今後数ヶ月の間に成績が伸びる子供達だ」
と伝えておいた。
数ヶ月後、その子供達の成績はたちかに伸びたのだ。
もちろん、最初は無作為に選ばれた子供達だったのに、教師に「できる子」と伝えただけで、成績が本当に伸びてしまったのだ。
これらが成績向上の要因として考えられる。
逆に、
望まないことは、そのような結果をもたらすのかもしれない。
そういった自分の認識が、世界を(他人を)そういう風に作り上げてしまう。
嫌な人という認識が、その人の嫌な部分をどんどん発見してしまう。
そして、「ほら、やっぱり嫌なやつだ」
という具合になる。
また
「ダメなやつだ」という認識が、その人の嫌な部分をどんどん発見してしまう。
んで「ほら、やっぱりダメなやつだ」
という具合になる。
この嫌なもの、ダメなものを認識するのはどんどん習慣化されるようだ。
そして、
になってしまう。
そういう思考というのは
狭いのだ
どんなモノでも人でも、多面的に見られば、良いところ悪いところがある。
それをワザワザ悪い部分に焦点を当てなくても良いだろう。
ぜひ、
になってもらいたい。
方法?
無理に良いところを見つけなくても良いと思う。
そういったことから変えることができる。
相手に対する疑いの気持ちや、不信感・・・そんなものは置いておいて
挨拶、感謝、笑顔のほんの小さな心持ちを持っておくと、そういう具合に世界は作られると思う。
苦手意識は相手に伝わり、相手も鏡のようにその反応を示すようになる。
だから、逆ね!
好きでいるという思い、自分のことを好きでいてもらいという思いも、相手に伝わり、鏡のように相手もその反応を示すようになる。
世界を「嬉しい」「良い」という認識で見ることがで来ますように。
もちろん、人の悪い部分を目がいってしまうこともあると思う。
でも、それは当然のこと。
悪い部分もあり、良い部分もあるのが人間で
それを感じ取るあなたも人間
悪い部分に目がいったら、
相手にも相手の人生がある。自分も同じ。
愛する人がいてるし、愛してくれる人がいる。
温かい目で見られるように
嫌なところを見つけてしまった時、「嫌なところを見つけた私」を認識して、決して否定しないこと。
相手を癒す・許す大きな気持ちが持てるように、深呼吸しましょう。
嫌なことに遭遇した時、嫌だなと感じた時には、心の中で呟くといい
そのくらいの余裕が持てるといい。