今回のご病気で、少し言語機能に問題の出てしまったおじいちゃんがいる。
手足はまぁまぁ問題ないレベルまで回復された。
ふらつきの原因は、入院生活による衰えか、年齢によるものか・・・
若い頃は、バリバリに働いておられた方で、今でもその威厳みたいなものがうかがえる。
厳しさではなくて、余裕のある優しさを醸し出しておられる。
今回のご病気について
『今まで元気だったのに、こんなことになるとは思いませんでした。』
そして、こう付け加えられる。
『病院なんて糖尿病と、胸の手術でしか来たことありませんよ』
もちろん、
すかさず付添いのご家族がツッコミを入れられる。『そんだけやれば十分でしょ』って。
リハビリの時間では、いつも歩いてリハビリ室に向かっている。
たまたま出会う他者に対しても気をつかわれ、笑顔で挨拶される。
エレベータ内でも同乗した方に軽く声を掛けられる。
そのおじいちゃん
褒め言葉のつもりだろうけども、若い女性にはこう言われる。
『それにしても最近の女性は、みんな身長が高いねぇ!いや、いいことですよ!』
声をかけられた女性も、たいがい笑顔で会釈される。
まぁ、こういう内容なので、苦笑いをされる場合もある。
身体的特徴についての述べるのは、ややデリケートな問題だ。
で、先日はちょっとした事件がおこった。
その日も、エレベータ内で女性に声をかけられたのだ。
いつものように・・・ではなく
『それにしても最近の女性は、みんな体重が大きいねぇ!いや、いいことですよ!』
(*^∇^*)
↑オジイチャン
悪気はない様子だが、おじいちゃんっ!
いつもは『身長』というところを『体重』と・・・
言い間違いなのか、本能なのか?
その女性
確かに”体重が大きい”方だったのだ。
『身長』にしてもデリケートな問題なのに、更にデリケートな内容になってしまっているぅぅぅ!!
ワァァ。゚(゚´Д`゚)゚。
苦笑い・・・では済まないのでは・・・
(おじいちゃん、殴られる?)
その女性に対して、このおじいちゃんの言語障害について説明するにしても、よけいに取り繕い的になってしまうだろう・・・
あわわわ
「いつもは身長って言っているところなんですが、言語の問題でぇぇぇΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)」
なんて、通じないだろう。
で、どうなったか?
チーン!
ちょうどいい具合にエレベータの扉が開いたので、笑顔のまま会釈して逃げることにした!
(※ちなみに、エレベータが各階に到着しても、チーンとはいわない)
はやく言語障害なおってほしい!
これからもドキドキだわ。