セラピストとして、『痛み』に対する知識は多少持っている。
そのことと、自分自身が痛みを体験しているということは、全く別次元のものだ。
先日、渾身の力を込めて、自分のベロ(舌)を噛んだ。
ガムを噛みながら喋っていたのが悪いのだけど…
それからというもの、その噛んだ一箇所が、どうも痛くてならない。
安静時も痛いし
運動時、つまり、話していたり食べ物を食べているときに特に辛い。
四六時中痛いのだ。
もうまるまる4日間もこの苦悩と対面している。
以前、虫歯に襲われた時もそうなのだけど、ずぅ~~~~っと痛いのが続いていると、なんだかウツウツとして破滅的な気分になる。
痛みがあると、何をするにしても億劫。
舌を動かした時に痛いのだけど、その痛みを味わう時に発見もある。
自分の舌が、無意識なりにも働きまくってるのだ。
例えば、咀嚼の際にも、ものを飲む際にも働きまくっているのがわかる。痛いから。
意識的に動かさないように思っても、なかなかコントロールできるものではない。
手や足であれば、意識してコントロールするとか、固定するとかはし易いとは思うけど…、舌になるとどうもままならないのだ。
僕の舌ちゃんはここまで働いてくれてるんだから、脳卒中などの麻痺を伴う障害の場合はかなり大変だろうと想像できる。
痛いのも辛いけど、動かない(動かせない)のも辛いだろう…。
今日は休暇だったんだけど、一日中寝ていた。
安静にする必要はないのだろうけども、億劫になってしまって…。
あぁ…
患者さんに離床をすすめる身ながら、なんとも怠惰な生活をしていることか…。
ほっとけば治るだろうけども、この痛い期間は、とにかくヤル気が起こらない。
誰かセラピストに離床をお願いしようかしら…
いやいや!
依存心を高めてはならないっ!
自分でなんとか…
と思いつつベッドでゴロゴロしている一日だった。
知っていることと体験することは違うし、思っていることと行うことは違うのだ。
チーン
南無...( -人-) Д│~~