本日(7月18日)の山陰中央新報に、でかでかと記事が載った。
松江日赤がSNS活用 大規模病院 全国でも導入まれ
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先月になるが、病院の公式Facebookページとツイッターが立ち上がった。
試験運用中といえども、世界に向けて大きく情報を発信できる体制というか下地は整ったことになる。
今病院の広報の中でネット上に展開されているのは
■ウェブページ(ホームページ)
■blog(ブログ)
■Twitter(ツイッター)
■Facebook
となった。
僕はホームページの刷新のためにホームページ部会というのに入り、新しいホームページ(現行のもの)に向けたプロジェクトに参加させてもらった。
プログラム自体は有能な事務職員がほぼ一人でくみ上げられたのだが、僕も微力ながら会議には幾度となく参加させてもらった。
また、数年前からBSCというプロジェクトチームにも参加させていただいており、その中でブログの重要性も唱えさせてもらっていた。
病院ブログは2010年09月01日より公開されている(※)。
そして、この度はFacebookとTwitterだった。
まず、ホームページ部会に属しているのをいいことに、委員に概論をお話しさせていただいた。
院長にも、使えるツールだということを宣伝しておいた。
3月1日に院長に紹介をして、3月2日に、ホームページ委員会のメンバーに紹介をしている。
(自分のツイートを振り返ると、そういうことがわかる。twitterは日記代わりにも備忘録にもなるのだ。)
こういうことは早くせねばならないと思う。
が、震災の関連ですこし間延びした。
さて、
【ウェブページ(ホームページ)】は病院すべての情報がまとまった形でおさめられている、いわば倉庫のようなものだと考えていいかもしれない。
【ブログ】は、幾分内容を柔らかくして、そして、日常性を持たせるものになっている。そして、「今」の情報が見えやすい。
ホームページでは、あまりにもオフィシャルすぎて情報が多いところを、ブログではコラムとして、より身近にスタッフの意見を感じることができると思う。生身の人間の感触が味わえると思う。
こういった情報の対象は院外に対してだけではなくて、職員に対しても向けられるべきだと考える。
病院は1000人を超すスタッフがいて中には知らない部署もある。
自分とは関連のな薄い部門もある。知らない職員だっている。
そんな中、ブログを見たり利用することで「院内にもこんな人がいるんだ」とか「こんな活動があるんだ」といったことを、職員自身が知る手がかりになる可能性がある。
院内の連携を強めることは、これからも地域医療にとって非常に重要なこととなると思う。
さて、ウェブページ(ホームページ)もブログも様々な情報を包含しているのは確かだが、欠点がある。
見に来なければならない、というところだ。
つまり、広報のための広報が必要だ。
これを、「クチコミ」の要素をもつSNSで利用すればいいのではないかと思ったわけだ。
そこで【Twitter】と【Facebook】だ。
企業がそうしているように、病院の情報もそうやって広まるメリットは大きいと思う。
SNSというのは、人とのつながり、コミュニケーションを円滑にするツールであり、つまりは有効に「クチコミ」を利用することができる。
そして病院ならではの「地域性」というところに焦点を当てることができると思う。
つまりは、SNSを通じて、「あの病院、こんなことをやっているらしいよ」といった””イメージ””が伝わっていけばいいと思う。
こういったサービスを病院が使う意義はそこにあると考えている。
そして、対象はSNSの利用者だけではなくて、SNSを利用していな人を含む。
なにも、SNS利用者に対してだけとか、ネット利用者に対してだけに情報を伝えたいのではない。
SNSの利用者から口伝で非利用者に伝わればいいのだ。
機械やネットが拡大、拡散、多様化してきたとはいえ、高齢者に限らずパソコンや携帯電話にはなじみがない方は多いと思う。
当然SNSなんてのはなんのことやら分からない人がほとんどだと思う。
けども、それでいい。
SNSを利用している人たちから、非利用者に伝えられる可能性を勘案して情報を流せばいい。
ネット利用者から非利用者へのクチコミ、それを前提に情報を流す。
つまり詳細な情報を流すことも大切だと思うけども、””イメージを流す””ことが重要だと思っている。
「あの病院って、ボランティアを募集しているようだよ」
「あの病院って、○○の治療を積極的に行っているみたいだよ」
といったような、イメージを伝えることが大切だと思う。
地域住民、院内のスタッフ、病院と連携している施設などなど、対象は拡大されると思う
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病院のFacebookアカウントの取得、Twitterアカウントの取得は、僕の今年の目標の一つだった。
6月15日の会議で、「試験運用」という条件付きで開始されることとなった。
取得という点ではそれはもう達成されたわけだ。
もうすこし、抵抗勢力や困難があるかもしれないと思って、小さいながら理論武装やリサーチは行っていたのだけど。
今後は、これを地域連携、院内連携へとステップアップさせる活動に移行していきたいと思っている。
この度、山陰中央新報がそのことを記事にしてくれたのをみて嬉しかった。
記事を目にして小躍りしたい気分だった。
今後、国内の病院のFacebook利用は拡大すると思う。
病院の地域連携は時代の要請であり、SNSは地域というものやコミュニティというものの情報伝播にとって、非常に親和性の高いツールだからだ。
こういった活動を、大規模病院というくくりはあるにせよ、日本の先陣を切れたことはうれしく思う。
それを取り上げ記事にしてくれた山陰中央新報に対しては、なみなみならない感謝と敬意を感じる。
また、うちの事務広報の方が、山陰中央新報からの取材のときに僕に声をかけてくれたのも嬉しかった。
だいたいはツイッターやブログで述べていることだが、いろいろと話しをさせてもらった。
(ちなみに、記者さんも、このKAZZ BLOGを目にしたとのことをいわれて、「これ僕です!」とテンション上がってしまった)
また、この流れの根底には、地域で先陣を切ってSNSの利用をすすめておられる『山陰ご縁.com』の尊い草の根的な活動が重要だった。
山陰Facebookオフ会の参加で、一気に病院Facebookページの登録(=「いいね!」ボタンを押す)をしてくれた人が増えた。
実際の人と人のつながりがなし得た結果だ。
そして、その方達からさらに情報は拡散されていくことになる。
『山陰ご縁.com』の存在なくして、今回の流れは生まれなかっただろう。
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付け加えることがある。
それは、
新聞というメディアがこのことを伝えたということも、地域のSNS拡大に重要な要素になるということだ。
たぶん(というか、期待・希望だが)
この記事をみて、「うちもFacebookを導入しよう」と考えられた病院関係者もいるかもしれない。
また、
「なんだか分からないけども、Facebookに登録してみよう」と考えた個人もいるかもしれない。
こういったことは、新聞というメディアを通してでなければなし得ないことだと思う。
ネットだけではなくて、地域の住民の多くが読んでいる新聞というメディアが拡散することで
「Facebookってこわいものじゃないだ」「みてみよう」などと考えたかたもあるだろう。
新聞の情報は、そもそも、大衆に向けられているからである。
ネットの中だけの情報伝播であってはならないと思う。
今回の新聞記事や、『山陰ご縁.com』は大きな手がかりを与えてくれたと思う。
これから、Facebookにせよ、twitterにせよ、コンテンツを盛り上げることを考えている。
たとえば、
動画を利用した病院紹介であったり、ボランティアの募集であったり、職員の募集であったり、職員や市民に対する教育であったり・・・
キリがない。
すべてをどこに収束させていくかといえば、
「みんなの病院」「ウチとこの病院」というところだと思う。
地域のみんなで作り上げる、自慢できる「うちとこの病院」
そういったものを病院職員だけではくて、そこに生活する市民みんなで作り上げることができたら素晴らしいじゃないかと思う。
それが大きなビジョンだ。
松江赤十字病院【ウェブページ】【blog(ブログ)】【Twitter(ツイッター)】【Facebookページ】
KAZZ BLOG「FBオフ会」(2011年07月02日)
KAZZ BLOG:病院における「facebook」「twitter」の運用(2011年06月15日)
KAZZ BLOG「医療者のSNS利用...」(2011年06月01日)
KAZZ BLOG「パソコン教室」(2011年04月24日)
KAZZ BLOG「プロフィール」(2011年03月05日)
KAZZ BLOG「SNS」(2011年02月28日)
KAZZ BLOG「Curiosity, probably.」(2011年02月08日)
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感銘いたしました
突然のコメントよろしくお願いします
この度 私ども病院もFB運用を考えているところです
まさにその通りだと思います!