Categories: 理学療法/病院

病院における「facebook」「twitter」の運用

『ホームページ部会』

というのに属している。

今日はその会議。

病院は既にウェブページ(ホームページ)とブログを運営している。

なるべく院内や病院に関わる情報を皆さんが手に入れやすくするためだ。
あるいは皆さんに知っていただきたい情報を、公開する場とも言える。
案内や活動報告や最新情報の紹介、そして職員募集や病院としての要望など・・・様々なものがあると思う。

しかし、ウェブページもブログも両者ともに、メディアとしては、基本的には「待ち構える」タイプのものだと思っている。

様々な情報をアップしていても、結局はそれを誰かが見に来なければならない。そういったメディアだ。

以前はウェブページだけだった。
それを、ブログを使用することにより、情報をより身近な存在に近づけることができてきていると思う。
ブログは、ウェブページと違い、半オフィシャルな雰囲気を出すことができる。
(どのみちオフィシャルなのだが・・・)

そこで次は

twitter
facebook

の使用をすすめてみてはいかがかと考えていた。

twitter」も「facebook」もSNS(social network service)といって、登録している個と個がつながっていくサービスである。
前者は匿名性を主としているし、後者は実名登録を主としている。

これらSNSを使用することによって、ウェブページやブログの情報を、ネット上の「口伝て」で「拡散」していくことが可能であると考えている。
この「拡散する」という機能が付加されることによって、アップされた情報はより皆さんの実時金物になるのではないかと考えている。

実は、年明けから構想は練っていて、懐疑には「twitterfacebookの紹介」という形で机の上には乗っていた。

そして、それを使用することによる不利益や考慮すべきこと、注意点なども考えた。

twitter」も「facebook」も、運用はさほど大変ではないともう。
なので、「効果が少ない」というのは、むしろ利益と考えた方がよいと思う。やらないよりましだから。
しかし「不利益を被る」ということになると、やらない方がましということになる。

だから、その不利益やその可能性を探ることが戦略の一つとして重要だと考えた。

と、同時に、やはり起こりうる不利益は当然想定される。

想定されたらば、「やめる」ではなくて、その場合どうするかということを考えなければならない。

ちょうど、医学系雑誌のLANCET(ランセット)が、facebook・・・というかSNSの使用に於ける考察「Facebook friend request from a patient? friend request from a patient?」という記事で挙げていたのでそれが参考になった。

また、「システリア考房」というところが西村 文貴さんの名前で「医療機関におけるfacebookの活用方法(注:PDF書類)」というレポートを公開している。これもまとまっていて参考になる。

日本においては、まだまだ、これから使用が広まるところだと思う。

憂慮すべきことも確かにある。

が、facebookは個人にとっても公的機関にとっても新たなインフラになりうると思っている。

----------------

今日の会議で、慎重利用の方向で話が決った。

アカウントを取得して、3ヶ月の仮運用期間を経て、それから状況に応じて運用方法を検討するという方向だ。

国内に於いてもよい先駆けとして、よい前例としてSNSを利用できればと思う。


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参考

KAZZ BLOG「facebook」関連の記事
KAZZ BLOG「twitter」関連の記事
KAZZ BLOG「リハビリ」関連の記事
KAZZ BLOG「リハビリ」関連の記事

kazz_ash

足川 和隆 理学療法士18年生! 毎日、始発で出勤、最終で帰宅の米子~松江の通勤をしています!

View Comments

  • Unknown
    いつも拝読しています。

    病院でTwitterの運用を始められるとのことで、病院を利用する者の立場から、ご提案申し上げたく思い、以下にコメントさせていただきます。

    なお、失礼ながら貴病院の実情について承知していないため、まったく的外れな内容でしたら申し訳ございません。

    1)診察の受付番号をツイートする
    待ち時間の長い病院ですと、呼ばれるまでフロアで待つ必要がありますが、「いま○○番まで診察終わりました」とツイートしてもらえれば、自分の番号が近づくまで外で所要を済ませたり出来ると思います。

    また、このアカウントをフォローしてもらえば、「○○先生は、学会でお休みです」といったイレギュラーなお知らせも伝わりやすくなると思います。

    問題は@でリプライが飛んできたときだと思います。リプライで質問があった場合の応対をするか否か、する場合、誰が答えるのかなどの体制を決めておく必要があると思います。

    以上、長々と失礼いたしました。これからもブログを楽しみしています。

  • >Unknownさん
    すみません。コメント返しを忘れていました。

    貴重なアイデアありがとうございます。
    受付番号ツイートは考えたことなかったですが、面白いアイデアだと思います。大画面かなにかにそのツイートを表示させるというシステムも可能かもしれませんね。

    いまのところでは、病院の情報発信・拡散までしか考えていないので、可能性としては意識させていただきます!

    リプライについても委員会で検討しました。
    診療相談は受けないという方向になっています。簡単な質問は関連部署にまわして確認して返答するという具合になると思います。

    ご意見ありがとうございました。またいいアイデアがありましたらよろしくお願いいたします!

    せっかくのコメントに返しが遅れて済みませんでした!

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