病院には様々な業者の方が出入りされている。
みなさん丁寧な方だ。
僕が理学療法士として関わるのに、「義肢装具士」さんがおられる。
病院には配属されておらず、外部の方として病院に来られる。
外来のお手伝いをされたり、物品の販売をされたりする。
また、
脳卒中片麻痺患者さんの装具の作成も依頼する。
ほんとは、装具無しで生活できたらいいのだけども、足のこわばりやコントロールの不良のためにうまく歩けない場合などは、装具の装着も検討となる。
ウチの病院に出入りされている業者さんで、僕が(多分、僕だけでないが)信頼している業者さんがある。
■山陰オルソテック
ここの技士さんちは自分の都合よりも、コチラの都合で動いてくれるから好きだ。
「この装具を見てみたい。」と電話すれば、その日のうちに持って来てくれたり、「採型を急ぎたい」と電話すれば、その日のうちに来てくれたり・・・
暇で仕事をしてくれているワケではないことは分かる。
わざわざ、時間を作ってくれていると思う。しかも、その『忙しさ』を見せない。
他の業者さんが、信頼に値しないかと言うと、そうでもない。
みなさんプロの仕事をしてくれている・・・と思う。
でも、僕が患者さんを目の前にした時に、どうしても『頼りたい』と思うのはここのスタッフだったりする。
装具作成のきめ細かい要望も聞いてくれるし、作成後のメンテナンスも患者さん本意に考えてくれる。
意思疎通がとりやすい。
とある業者は、メンテンナンス依頼に対して「1週間お待ちください」と言うものいるらしいが、装具が必要な方が1週間装具無しで過ごすのはかなりのストレスになる。
やはり、こういった場合には、頼る装具士/業者を選ばなければならないと、一理学療法士としては思う。
今日も、義肢装具士さんは特急で来てくれた。
『早い必要もないけど、患者さんが楽しみにしている。』
と伝えたら、無理そうなところを来てくれた・・・
ホントに、有り難い!
月曜日でも良かったのだけど・・・
患者さんは「やったー」といって喜んでおられた。
この姿勢を見習って仕事をしたいもんだと思った。