3日間の講習会(Human Movement Couese:ヒューマンムーブメントコース)が終了した.
今日は
■実技「歩行」
■デモンストレーション(インストラクターによる患者さんの治療)
■受講生プレゼンテーション
僕がこの講習会に行ったのは,もともとは来年度に山陰で「Human Movement」講習会を開催するための主催者側としての見学の意図だった.
しかし,諸々の計らいでアシスタントとしての参加となった.
実際にアシスタントとして受講生の指導にあたることで,自分自身のハンドリングスキル(治療的介入の技術),とティーチングスキル(指導技術)を磨くことができたのは大きな益といえると思う.
前にも書いたが,44名の受講生に23名のアシスタントがつく,そしてさらに5人のSSV(講師)がつく.SSVは受講生と,アシスタントの指導/誘導を行なう.
そういうことで,受講生とアシスタントと講師がともに学んで成長し(あっ)ていくのがこのHuman Movement講習会の特徴だろう.
今回,(個人的に)インストラクターから指導を受け特に大切だと感じたことに.
「講習会初期あたっては,ハンドリングスキルに左右されない介入方法から開始した方がよい.」
ということがあった.
つまり,受講生が治療的介入を行なう場合に,筋のアライメントに変化を起こすことや,トーンの調整に変化を与えるのには,なるべく個々の技術差が影響しにくいように,たとえば「足の位置を変えてみる」といったことから始めたら,よりわかり易いだろうということだ.もちろん,受講生のハンドリングスキルにもよるのだが・・・
今回の受講生も3日間を通しての成長(変化)が大きくみられる非常に楽しいものだった.僕は4人の受講生と関わらせてもらったが,皆が皆それぞれの思考や発言ができるようになってきたと思う.(もともとが優秀だったかもしれないが).
僕自身も成長して,受講生がよりよく理解し易いようにティーチングスキルを磨きたいし,もちろん,日常診療にあたる患者さんへのハンドリングスキルを磨いて行きたいと思う.
終了時に挨拶として言わせてもらったのだが,やはり分からないことが分かるようになったり,気づいていなかったことに目がいくようになったり,出来なかったことに(トライして)出来るようになったりするのは非常に楽しい.
・・・講習会に講師が来て,受講生がその講師の言うこと成すことをみるだけではなくて,受講生もそこに参加することがとても有意義だと思う.
講習会を終了して,講師と数名のアシスタントとでウニ丼(と寿司と酒)を食べに連れて行ってもらった.
最後の最後まで楽しいイベントのある講習会だ.(事務局の方・・・お疲れさまでした!)
旨い海の幸と新潟の酒『八海山』を飲み,外に出たらまだ明るかったのが印象的だった.
山陰(松江駅)に着くのは明日の朝だ.