ひさびさに映画を観に行った。
今月末から神戸(兵庫県立美術館)にゴッホ展がやってくるので、その予習も込めて・・・
観に行った映画は
【公式】『永遠の門 ゴッホの見た未来』11.8公開/海外特別映像
映画自体は2019年の11月から公開されていたみたいだけど、僕の住む鳥取県ではつい先日に上映開始となった(爆)
【ストーリー】
パリでは全く評価されなかったゴッホは、「新しい光を見つけたい」と南フランスのアルルへ向かう。どこまでも続く大地、風になびく麦の穂や沈みゆく太陽を見つめるゴッホは、「永遠が見えるのは僕だけなのか?」と自身に問いかける。そんな中、パリからやって来たゴーギャンに心酔するゴッホだったが、共同生活は長くは続かなかった。孤独を抱えて、ひたすら自らが見た世界をカンバスに写し取るゴッホは、やがて「未来の人々のために、神は私を画家にしたのだ」と思い至る。晴れ晴れと穏やかなその瞳が最期に映したものとは――?
ネタバレ・・・と言うのはないと思う。
ゴッホの半生を描いた映画。
ビックリしたのは、
酔うようなカメラワークで、その影響で、ゴッホの心情に入り込む・・・と言うか寄り添える気がした。
ゴッホはゴッホが見た世界を絵に塗り込むのだけども、その視点に近づける気がした。
でもそれは狂気であり、神秘。
彼が感じた幻覚や幻聴なども体験できる・・・そう言う意味で恐ろしい映画でもある。
ただ単純に半生を描く映画とは違って、この映画を見た人は何らかのゴッホ的な体験ができると思う。
時間やアングルが見事にバラバラにされているのがむしろ、その世界観を表しているように思えた。
あと
絵画のファンとしても
「あ!あれだ」
と思えるようなシーンが沢山ある。
モチーフにした人物や、例の部屋
もうね、ゴッホだわ
そのほかの人物も、そのまんまじゃないかと思えるような雰囲気で素晴らしかった!
主演はウィレム・デフォー
セリフの登場のさせかた。
そして、セリフの内容も素晴らしかった。
胸を突き刺すような内容がほとんどだった。
そのセリフを全部挙げたいが、流石に記憶しているわけではないので、DVDでも出たらチェックし直そうと思う。
生前に売れた絵は一枚、全く評価されなかったわけだが、ゴッホは自身が絵を描く理由を知っていた。
「神は自分をこれから生まれてくる人々のための画家として生み出したのだと思っている」
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