ゴール設定に関しては
それが到達したかしていないかが分かる内容であるかが重要になる。
たとえば
「歩容の改善」ってゴール設定
これ、到達したかどうかわからないでしょ?
などがわからないからだ。
たとえば、
というのだったら、まだ、それが到達したかどうかが分かる。
7月30日にそれが行えないであれば、未到達だ。
条件付きで達成できる場合もあるだろう(たとえば、タッチ介助付きなら行える・・・などという場合)
その場合は計画の再検討や、ゴール設定の見直しなどをすれば良い。
「歩容の改善」
という曖昧な(抽象的な)設定では、7月30日を迎えても
「なんとなく到達しているような・・・ないような」という曖昧な感じにしかならない。
そんな曖昧なゴール設定記述のあるあるは
などなど・・・
これは、だいたい学生が書いてきたりする。
(臨床家はしちゃダメよ)
曖昧なゴール、抽象的なゴールは
達成したかどうかがわからないのみならず、それからどうして良いのか、何の指針にもならないからだ。
そして、
到達した/していない
で終わらせてはいけない。
「目標」
は「予言」でもなければ、「希望」でもない
到達しない場合は、なぜ到達しなかったかを考えなければならない。
・設定が厳しすぎたのだろうか?
・介入内容の方向が間違っていたのではないか?
到達した場合でも
・設定が甘すぎたのではないか?
・もっと早くそこに到達したはずではなかったか?
などなど検討し直さなければならない。
目標設定におけるSMART(スマート)ってご存知かな?
これを意識することで、ゴール設定は非常に良くなると思う。
今日のゴール
目標設定は
だいたい
・短期ゴール(STG:short term goal)
・長期ゴール(LTG:long term goal)
・最終ゴール(end goal, final target)
など挙げられるが、
それぞれを到達するために毎日がある。
つまり
今日の目標
もあるのだ。
週休2日だとしたら
1週間に5セッション
2週間で10セッション
10回のセッションで、短期ゴールを達成一日に一割の階段を上る
このことを意識し、1日1日の介入を大切にしたい。
参考
kazz blog「理学療法ゴール」(2006年4月30日)