接客について悲しい思いをした。
いつものことながら、深夜のラーメン。
普段はあまり行かない(けど、最近気に入っている)お店に、オーダーストップ前に入店した。
チェーン店でよくある、入り口で客を席に案内するタイプのお店なのだけども
対応のスタッフが出てこられないので、テーブルの型付けをしているスタッフに声をかけた。
が、
そのスタッフ、ジローっとコチラをみるだけで、会釈も笑顔もなし。
うん、わかっている、キミは対応のスタッフではないんだろ?
でも、誰もこないから声をかけたのだよ・・・
受付係でなくても、挨拶つくらいはしてくれよ・・・
まったく・・・
という、不穏な空気で、少ししてから受付に案内されて席に着いた。
先ほどの無愛想なスタッフが席をかたつけていっている。
オーダーストップ前だというのは分かっているが、目の前でどんどん席を片付けていくのは気分が悪かった。
何だか、入店して申し訳ない気分。
で、その無愛想スタッフがオーダーを取りに来た。
が、オーダーしても3秒くらい無反応。真顔で。
こちらも、どうしたのかな?
と思っていると、
「大中小ございいますが」
と言われ気がついた。
ああ、そうね。
メニューをちゃんと見て注文しろってことね。
はいはい・・・
何で、あんな無愛想なんだろう。
早く仕事終わりたいのかな?
と思っていると、
彼女、厨房スタッフとはきゃっきゃっと笑顔で盛り上がっている。
何だ、笑顔可愛いじゃんか。もったいない・・・。
メニューを持ってこられたスタッフは別の人だったんだけども、何だか疲れた顔してて
あ、この人もなのかよ・・・
どうしたの?
なんか悪いことした?
もしかして、オーダーストップ間際に入店したのが悪かったのか?
料理は美味しいのだけども、トータルとしてはマズイ。
食事を終えて重瀬を出ると、スタッフ総出。
これはすごいな
最後の客にはみんなでお見送りするんだ!
と思ったら、「ありがとうございました」の声も、元気がない。
スタッフ総出なのは
どうやら暖簾やら灰皿やらを型付けて、電気を消したかったらしく、僕の前でさっさと閉店の片付け
あ、閉店間際に申し訳ありませんね。ってなるよね。
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別に「もう二度と来るもんか!」とはならない。
料理は美味しいしね。
口に合わなければ行かないし、美味しければ行こうと思うだろう。
ただ、行って不快になるようであれば、自然と足は遠のく。
僕も医療分野(病院勤務)の人間なので、よく分かった。
患者さんや来院者の対応には特に気をつけたい。
そんな気は無くとも、挨拶ひとつを怠ることで、相手の見方は逆になってしまう。
万事、そういうモードで相手を見てしまう。
つまり、「不快」は悪いところ探しをしてしまう。
入り口の対応
オーダーの取り方
片づけの仕方
挨拶の雰囲気
こういったところで、何度も挽回のチャンスはある。
もっとも、入り口の対応がよければ、少し見方が変わっていたのかもしれない。
逆に、対応の都度に不快・不快・不快となるようなことを重ねると、
全てが悪い店になってしまう。料理もまずく思ったかもしれない。
お店の場合は、特に最初の対応は大切だろうと思う。
逆に、客に来てもらいたくない場合は効果的だろう。
(そんなお店はあまりないと思うが)
人間関係もきっと同じだと思う。
大切なのは、
挽回のチャンスはいつでもあるので、空回りさせないこと、悪循環させないことだろう。
キリストも「敵を愛しなさい」と言っておられるようだ。
敵は相手そのものでは無く
自分自身が自分の心の中につくり上げているもの。
だから、いつだって愛せるようになると思う。