まさか、書店の漫画コーナーでこの言葉に遭遇するとは思わなんだ。
ギランバレー
臨床の場でも、理学療法士としてこの疾患に触れる機会はある。
そのギランバレー症候群(しかも重度)の体験記が漫画に描かれている。
著者は新米看護師さんの時にこの病気を患い、現在はイラストレータ、漫画家として活動されている。
その壮絶な体験記について赤裸々に描かれたのが本書
ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!
ふんばれ、がんばれ、ギランバレー! (モーニングコミックス) | |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
コミカルなタッチではあるけども、臨床家としても非常に良い学びとなった。
ただの苦悩のみならず、作者が病気から得られたものも深く描かれている。
一般論として学ぶのではなくて、一人の体験者の話に耳をかたむけるということができる。
それも、元看護師であるから、現場の様子はより詳細に描かれている。
絵も素晴らしい。
特に、各章の扉絵を眺めることも一つの楽しみだ。
絵単体の素晴らしさもあるけども、毎度「そうきたかっ!」とくすぐられる!
医療者に対しては、医学書や論文もオススメだけども、こう言った体験記もオススメだ。