頭の疾患で、めまいによって起き上がれない患者さん。
先日は、若手のスタッフが理学療法士実施に向かったのだけども、
どうやら無理に起こしたらしく、患者さんは気分不良が続いている。
たしかに、離床は大切なのだけども、離床による恐怖感与えるのは、その後の離床の阻害因子にもなる。
起こす・起こさないではなくて、”どう起こすか”がセラピストの腕の見せ所だと思う。
さて、この患者さん、起き上がれはしないものの、起き上がりさえしなかったら元気だ。
廃用症候群の予防に気をつけなければならない。
大丈夫そうだと思えて、数日寝た生活を送ってもらっていると、案外に筋肉や心肺機能は衰えたりするものだから。
ということで、今日は無理に起き上がる(起き上がらせる)のではなくて、ベッド上での筋トレを中心に開始した。
患者さんの廃用予防はもちろんのこと、自信をつけてもらうことも大切だ。
可能な範囲で、乗り越えてもらいたい。
で、握力。
仰向けに寝ている患者さんを覗き込むような形で、患者さんの右手と僕の右手、患者さんの左手と僕の左手、両方の手で握手をする。ちょうど腕がクロスする形になる。(レッドじゃないけど・・・というのは身内ネタ)
『では、手に力を入れましょう!力一杯僕の手を握ってくださ~い』
(*´∀`*)
と優しく声をかけ…
かけた…
ら…
イデデデデデデ~
ヾ(;≧Д≦)
目が、目がぁぁぁ~
(いや、、、目は関係ないが)
とにかく、患者さんは力もちで、僕の手がグキッてなった~!!
・゜・(゜´Д`゜)・゜・
いや、ここはプロ!
『そのまま、20回握ってください』
と・・・
∑(゜Д゜)言ってモータ
それ以降、僕の手はなんだか変な感じになっている。
(形も微妙に変わっている気がする)
この患者さん、はやく起きて元気にならないかな・・・