毎年行われている
院内における認定看護師の報告会に参加した。
今回発表されたのは、新たに認定を受けた3人の認定看護師さんたち。
■慢性心不全看護(Chronic Heart Failure Nursing)
・安定期、増悪期、終末期の各病期に応じた生活調整及びセルフケア支援
・心不全増悪因子の評価およびモニタリング
■がん放射線療法看護(Radiation Therapy Nursing)
・がん放射線治療に伴う副作用症状の予防、緩和およびセルフケア支援
・安全・安楽な治療環境の提供
■皮膚・排泄ケア(Wound, Ostomy and Continence Nursing)
・褥瘡などの創傷管理およびストーマ、失禁等の排泄管理
・患者・家族の自己管理およびセルフケア支援
それぞれ自由な発表で、認定看護師を目指す経緯や動機、苦労など語ってくれた。
病院に取っても、一緒に働くスタッフとしても誇り高いことだ。
会場からの質問として、僕からは認定看護師の職務範囲やその決定権がどこに属すかを質問した。
認定看護師が、どのような権限を持ち、計画を立て、臨床の場で動けるのか、その計画策定や決定を下すのは誰か、自由意志か、など、疑問を持ったからだ。
認定を持っておきながら、通常の看護師として業務従事するのはもったいないコトだと思う。
それなりの権限委譲しなければ、死後のが増えるだけで彼女らが疲弊してしまうのではないかという心配もある。
まぁ、僕が心配するコトではないのだけども。
この質問に対する答えは、他の認定看護師や、師長、看護部長からなど重鎮たちから答えを受けるコトもできて興味深かった。多少の混乱は垣間見えたが。
会が終わった後に、あるベテラン看護師からも素敵な質問だったと褒められた。
おそらく、多くの職場で、大小関わらず問題を抱えているかもしれない。
認定看護師の認定後の活動についてだ。
ただ、僕は悲観はしていなくて、心強く思っている。
みんなエネルギッシュだから。
おそらく、そんな根性や誇りも学校で学ばれたんだと思う。
日本看護協会|資格認定制度;専門看護師・認定看護師・認定看護管理者
kazz blog「認定看護師」(2009年03月18日)