何にせよ、新しい体制が来月からはじまる。
今宵は部長(リハビリドクタ)の送別会だった。
ご本人が解説されたように、父のような存在としてリハビリ課を運営してくださった。
つまりは、ご自身の基準による愛や善意でもって僕たちに接してくれたのだと思う。
しかしながら、不良息子としては、そこについていけない時もあったし、喧しくも感じたことは事実だ。
そうなこんなで、やはり複雑な気分だ。
だけども、見るべきはこれからの自分たちであって、過去の自分たちの姿勢に囚われてはならないと思う。
「君子は豹変す」
「君子豹変、小人革面」(易経)
君子は、誤りと分かれば自身をはっきりと転換させることができる。小人は表面だけは変えつつも根本的に誤りを正さない。
過去を顧みないのではなく、過去から学び、いつも新しい自分で行動を起こしていきたい。
過去の経緯で自分や他者(具体的に言えば、リハビリ課や部長)を評価するのではなく、これから広がる可能性に希望を持ちたい。
太宰治の未完の遺作『グッド・バイ』
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お別れにも様々な形があり、太宰はその様々なグッドバイを描こうとしていた。
未完もひとつのグッドバイの形態である。
終わりではないのである。
高らかに唄おう。
グード・バイ
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