寒くなった。
雪が降らないのを心配していたけども、寒くなったら寒くなったで辛いものだ。
年末から入院患者さんも増えて、年を越してもとどまるところを知らない状態の臨床が続いている。
少しでも患者さんたちの助けになれたらいいと思う。
その反面、今日は早めに仕事を終えて帰ることにした。
と言っても、帰りの列車は20時近くになっていた。
帰り前に友達のフランス人からメッセージが入ってきた。
『まだ職場か?』
と。
彼とは、フランス語でやり取りをすることができない(僕の問題だが)ので、僕の拙い英語でコンタクトを取っている。
心配してくれているのだろうか?
と思ったのだけども、職場だと返事すると
僕の勤労を労ってくれるのではなく
『火星のチェダーチーズを買ってきてくれ』
という返事だった。
なんか、へんてこなギャグだと思ったのだけど
駅にあるジュピタというお店でチェダ・チーズを買ってきてくれ。
ということらしい。
最近新しく改装された駅の中にはオシャレな万屋(よろづや)ができた。
そのお店の名前がジュピタ。
そのお店には、国内海外を問わず、ジャムやワインや海外のチョコなど様々なものが並んでいる。
キングサイズのチーズだそうだ。
カウンタで店員さんにそういったチーズがあるか聞いてみたら、すぐに出してくれた。
保冷剤付きで、価格も手ごろなのだ。
と言っても、キングサイズのチェダ・チーズなんて買ったことがないので、それが手ごろだとは、のちにそのフランス人から聞いたことだが・・・。
任務を終えて列車で彼の元へ向かう。
ラーメンでも食べようという話をしていたけども、結果的に向かったのはイタリアンだった。
チェダチーズはパスタとの交換になった。
食事を終えた後、また駅に送ってもらってお別れになったのだけども、忘れていた。
そんな大きなチェダ・チーズは何に使うのか?
削って料理に使うのか、切ってワインのお供にするのか?
何日で消費するものなのか・・・
聞こうと思っていたのに忘れていた。