毎年、この時期になると職場の病院では『キャンドルサービス』というのが行われる。
スタッフが、ロウソクの灯火を手に歌を歌い、粛々と病棟廊下を歩くイベントだ。
以前は看護学生さん達が行っていたのだがけども、看護学校の閉校に伴い数年前から職場スタッフで聖歌隊が組織されるようになった。
僕は、患者さんとともに楽しむことにしている。
(つまり歌う側ではない・・・)
夕刻、といっても、この季節だから外はもう真っ暗。
電子カルテ入力の手をとめて、病棟でキャンドルサービスのためになるべく照明を落として聞き入る。
歌も灯火も心にしみいる・・・。
笑顔の患者さん。
目を輝かせ、時に潤ませておられる。
それはそれはとても心地の良いもので・・・。
患者さん達の心休まることを願いたい。