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ゲリラ

理学療法/病院

今日は月一回ある、『リハビリ運営協議会』

リハビリスタッフ(PT・OT・ST)、リハビリ科医師、リハビリテーションセンター看護師のそれぞれの代表格が集まり、リハビリ病棟やリハビリ課の運営についてのさまざまな協議をする場だ。

PT6名、OT1名、ST1名、医師1名、看護師1名での話し合いとなった。
(PTが多いのは、PT運営の問題もあったから)

協議の中で、リハビリセンター看護師の代表から、申し出があった。

・最近リハビリ病棟に転棟される患者さんには、リハビリの対象外の方もおられ、実質、調整病棟化してきている。
・そのため看護師も自分たちの仕事についてモチベーションが下がってきていることもある。
・セラピスト(PT・OT・ST)のほうで、リハビリ病棟への転棟に適していると判断できる患者さんがおられたら、連絡してもらいたい。

という内容であった。

急性期病院は(急性期でなくてもかな・・・)、次々と様々な患者さんが来られる。
それぞれの専門で、治療やケアにあたらなければならない。

「ベッドコントロール」と言って、病棟のベッド稼働を運営することも重要な仕事となる。

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少し発言させてもらった。

『僕は正直者だから、言わせてもらいます。』
と、前置きしてからの発言が必要だった。

・リハビリナースにはどんな知識や技術があるのか?
・リハビリ病棟では、どんなことが出来るのか?患者さんにとって、リハビリ病棟に転棟することはどんなメリットがあるのか?
・リハビリ病棟に転棟するメリットを示せないまま、担当患者さんの転棟を促すことは出来ない。
・ヘタをすると、転棟前の方が「リハビリ的な」看護を受けている場合だってある。
・看護師係長は、病棟としてのモチベーションが下がってきているというが、そもそも、どんなモチベーションがあったのか?

かなり、看護師係長にはキツい意見だったかもしれないが、そもそも、こう言ったことは、これまでの看護師向けリハビリ勉強会でも伝えていることだ。

リハビリ病棟がリハビリの専門的機関として機能していない・・・というと怒られるかもしれないが、では、リハビリ室が近いという利便性の他になにか挙げて下さいといえば、特に特殊なことは無かったりする。

【あくまでも当院の現状です】

だから、「急性期治療を終えた」という理由でリハビリ病棟に転倒されることはあっても、「専門的なリハビリ看護を受けられる」という理由は無い。

おそらく、病院全体がそういった認識だろう。

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こう言うことをいうのは、リハビリ病棟の看護師係長を虐めたいわけでもないし、病棟を貶したいわけでもない。

その逆で、『一緒に素晴らしいリハビリテーションセンターを作り上げよう!』ということである。

『看護師、セラピスト、医師で一緒に勉強会や食事会やレジャー等をおこなって、専門性とともに、結束を高めていこう』
ということを言っているのである。

・・・
問題は、こういったことを声を上げて言うのは、今がはじめてではないということだ。

いままで、さんざん言ってきている。
にも関わらず、勉強会や食事会(=飲み会)ということすら、充分に出来ていないのが現状だ。

言い続けなければならない。

当院にリハビリ病棟が創られた当初の、動機や問題意識や方向性、乗り越えてきた壁。
そういったものを継承していかなければならないと思う。

僕は、リハビリ病棟設立時にはここにはいなかったけども、それを背負った人達を見ているから、創造することは出来る。
昔よりも今が良くなければならない。
(諸悪の根源は、看護師管理職の行う看護師の人事異動であったりすると感じたりもするが)

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『いままで、さんざん言ってきている。』

と言ったが、裏返せば、

『さんざん言ってきても出来なかった』

ということだ。

『さんざん言う』だけでは解決にならないようなのだから、他の行動計画を立てなければならない。

kazz
ゲリラ戦は得意である。

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参考

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