タバコ
禁煙をしてしばらく経つ。
かれこれ23年か・・・
小学校5年生のときに担任の先生から禁煙を勧められてから吸っていない。
あのときは友達3人とともに、教育的指導で殴られたのでコリゴリだ。
しかも、家に帰ってからも殴られた。
そんな愛を受けたのもあるし、あと、アレだな。
6年生のときにタバコに関する教育ビデオを見させられたのは効果的だったな。
実験室で、サルにタバコを吸わす。
煙草を吸うと壁からエサが出る仕掛けがしてある。
サルは、最初のうちはエサの為にタバコを吸うのだけども、次第にエサが出なくてもタバコを吸うようになる。
で、そこのナレーションは今でも覚えている。
『喫煙ザルの出来上がりです。』
男性の低い丁寧な声で、こう読み上げられたのだけども、それ以降、喫煙に関しては、なんとも滑稽なイメージがつきまとってしまうのだ。
禁煙に苦労している方や、実験台にされたサルには申し訳ないが、結局は僕は、タバコを吸わなくなった。
そういえば、小学校の先生に殴られた後、このこと(タバコのことね)は他言するなといわれたのだが、もう時効だろう。
先生、お元気だろうか・・・。
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ホテルは禁煙室をとるし、レストランも禁煙席を指定する。
漂ってくるタバコの煙にウンザリすることもある。
道ばたに落ちているタバコを見ると、なんとも節操のないことかと、残念に思ったりもする。
ただ、僕は嫌煙者ではない。
バンドでスタジオに入るときなんかは、皆がスカスカとタバコを吸っているが、何とも思わない。
むしろ、タバコの炎の移り変わるオレンジの光がとても美しく思えたり、心地よく思えたりする。
煙の漂い消えてゆく様にも、時に心を奪われたりすることもある。
灰の落ち方なんかも美しい。
僕が嫌煙的態度を取るのは、つまり、全く場違いな第三者のものに対してなのだと思う。
父親の喫煙後の香りはを嗅ぐと、小さい頃に車に乗せてもらったときのことを思い出す。
その時、父親が作業着を着ていたことなんかも思い出す。
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「タバコは、健康を害する恐れがある」ということだ。
おそらく、恐れがあるのではなくて、「害する」のだろうが、中には全く大丈夫な人もいる。
そういえば、100歳近くの元気なおじいさんがインタビュアーから長生きの秘訣を聞かれて、「5年前に禁煙をした」と嬉しそうに応えていたっけ・・・。
タバコを吸う人のみならず、傍の人も被害を受けるといわれている。
タバコから直接出ている煙
「副流煙(ふくりゅうえん)」だったっけ?
これを吸うことは、煙草を吸うよりも害があるという話がある。
が
ウチの婆ちゃんは、これはウソだと言い張る。
ヘビースモーカーだったおじいさんと何十年も付き合っているが、もし、副流煙が悪いのだったら、自分はとっくに死んでいる・・・というのが決まり文句だ。
それでも、タバコには恨みがあるらしく、さも憎らしくそのことを言う。
おじいさんは、どこ吹く風である。
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喫煙は、世の中からなくならないだろうな。
タバコにまつわる話はいろいろある。
彼女の吸っていたタバコの話や、実家の周りのタバコ畑など
また、別の機会に・・・。
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