KAZZ-ASH

父親からの遺伝らしく、僕はアルコールに弱い。
真っ赤になって、心拍数が増大するタイプだ。

けども、飲まないというわけではなく、むしろ飲む機会は多い。

が、持ち前のアルコールの弱さで低燃費で済む。

兄貴はというと、母からの遺伝らしくてある程度アルコールに対する耐性はあるようだが・・・。

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アルコールをはじめて飲んだ時のことを覚えているだろうか？

小さいときに家族に飲まされたという人もいるだろう。
ビールや日本酒をチロリと舐めてマズイと言った覚えはあるかもしれない。

僕の場合、そう言うのとは違って、はっきり明確に覚えていることがある。

小学校低学年の夏、だったか・・・

冷蔵庫にチューハイが入っていた。
味はオレンジだったかと思う。

子供の頃の僕はそれがお酒だとわからず、ジュースだと思って一気に飲んだ。
旨かった。

しばらくして、父が驚いてやってきた。
おそらく、空になった缶を置いたままにしていたからか、何かだろう。

「お前、アレをのんだんか？！」

びっくりした形相で、聞いてくる。

僕は、父のジュースを許可なく飲んだせいで叱られると思い込んでいたのだが・・・

が、その後も結局はお咎めなしだった。

その後も、チューハイの話はそのまま伏せられたままになっていた。

・・・今思うと、父は僕の子守りを任命されていたのだと思う。　
（といっても、ほっとかされていたのだが。）

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それから高校生までは、コップ一杯も飲まなかったと思う。
ハタチを超えても、機会がなければ飲まなかったと思う。

いつの間にか、機会だけは増えるようになったな。

アルコールは鍛えても弱いものは弱いんだってね。
けども、弱いままでいいや。

今となっては、人類中でもアルコールに弱い種は小数らしいから、そのうち絶滅するだろう。

希少価値があると、そう思おう。

・・・

ちなみに、ベロンベロンになって助けられたことは幾多とある。

今後も
動物愛護の視点で、大事にしてもらいたいものである。

乾杯！