先日、僕のパソコンにメッセージがとどいた。
送り手は・・・知らない人で、どうやら女性らしい。
が、何かの勧誘とか、スパムの類のものではなかった。
純粋な依頼、というか質問のメッセージだった。
ある程度の臨床経験をもった理学療法士さんからで、
赤十字の病院に勤めたいという内容だった。
赤十字と言っても、僕の勤める島根の赤十字病院ではなくて、その方の地元かなにかの赤十字病院だろう。
このたび、試験を向かえるのだが、どのようにしたら良いか?というものだった。
単純にハウツーを知りたいのではないらしい。
その方の文からは、どうしても赤十字病院に勤めたいという、強い意志が感じられた。
今回が、ラストチャンスになるかもしれなくて、どうしても合格したいのだという。
臨床経験は僕より若いが、若手とは言えない年数。
確かに機会は少ないのかも知れない
素晴らしいと思った。
単純な、給料やその他の優遇面での転職希望ではなくて、赤十字に勤めたいという希望。
僕は、赤十字の病院に勤めるようになってから、赤十字の使命や理念、歴史などに触れるようになった。
不十分ながら、その方向性は理解しているつもりである。
そして、勤めているうちに、その使命感を帯びた人間にならなければと、感じるようになってきた。
もちろん理学療法士としての知識や技術、経験を積むのだが、その背骨としての有り様は、赤十字の有り様を追いかければ良いのだと感じている。
理解とともに思うのは、赤十字の考えはやはり素晴らしいというものだ。
人を魅了する力を持っているし、誇りを感じる。
根本は、医療として考えてもいいと思う。
『苦しんでいる人を救いたいという思い』
それぞれがそこに向かって力を合わすことができる。
僕は、理学療法の技術・知識を中心に、それに参加することができる。
看護は看護の、事務は事務の力で、そこに参加することができるのだ。
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赤十字の就職試験に合格すると、辞令をいただける。
これはどのこ企業でもそうだろう。
ただ、
赤十字病院は、その病院からの辞令ではない。
「日本赤十字」からの辞令だ。
その次に、「○○病院の~」と続く。
一義的には赤十字の職員として辞令をいただくことになるのだ。
かくいう僕も
入社後半年くらいしてそのことを聞かされ、やっと気がついた次第であるが、
辞令を見直し、何とも誇らしい気持ちになったのを覚えている。
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メッセージを送ってくれた方は、震災に遭いつつ、暗い中で受験勉強をしているとのこと。
ラストチャンスに向けて・・・
震災に対するお見舞いもだが、
それを乗り越えつつの次春、彼女がおなじ赤十字職員の一員となれるように、エールを送りたい。
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赤十字
違いますよ、日赤は。
市立、医大と入院してみて、日赤の看護師さんの意識の高さを実感します。
苦痛から救うだけでなくて、不快を快にかえらるようにサポートしてくださいます。
何気ない看護が、病んでるものに勇気をあたえてくれます。
re:赤十字
>みりさん
コメントありがとうございます!
赤十字の人間として、嬉しく思います!
また、このいただいた言葉を裏切ることがないように、精進していきたいと思います!
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