今日は、書類仕事を残したまま、松江くにびきメッセに出かけた。
以前からお誘いのあった福祉用具機器展が開催されていた。
テーマ
「いち押し福祉用具の体験会」~楽ちん・あんしん・はっけん~
主催は(有)げんき堂
催しや展示として、パラマウントベッド、アロン化成、タイカ、ホクメイ、エンゼル、ケアマックス、ミキ、ユーキ・トレーディング、ライフブック、島根県介護福祉士会などが参加されていた。
また、特別企画講習会もあり、
■基本介護技術「トランスファーの基本」
■介護現場で使えるポジショニング技術
などと賑わっていた。
開催は20時まで(案内には19時半とあったが)だったので、時間的にうれしい設定だ。
うちのスタッフも数人来ていたようだ。
福祉機器の利用は急性期・回復期関係なくお世話になるものだ。
が、
普段は、福祉機器はほとんど、お任せ状態にしている。
今回、いろんな機器を見たり触ったり体験してみたりすることが出来た。
急性期の病棟や、リハビリ病棟、患者さんの退院後の生活において使えそうなものもあった。
反面、「福祉用具」の名を借りた「過剰な機器」もあるように感じたが・・・。
そもそも、道具などはその状況や環境に応じて使い分けられるものだろうから、さまざまなモノが存在するのは良いことかもしれない。
だが、道具に利用されるようではならない。
たとえば、骨盤や姿勢のゆがみを数値で表すことのできる機器を販売業者さんが紹介してくれたが、それを何に使うのかという問いには一向に答えることが出来ずに「いえ、エビデンスに・・・」を繰り返すだけだったのは閉口だった。
やはり理学療法士としては道具の知識を深め、道具の持つ意味を知り、それを生活のしやすさに活用する、生きやすさに利用することを考えなければならないと思う。
「患者不在の道具」であってはならないと感じた。
福祉用具に福祉用具としての息を吹き込むには、やはり技術屋としての根性や判断が必要だと思った。
それにしても、知らないことが多すぎたことを実感!
プレゼンに対して「おぉ~!」と何度感嘆の声を挙げたことか(笑)!
知っているのと知らないのでは、大きく違う。
病院でも展示やプレゼン等を行ってもらいたい・・・と感じた。
ちょっとした工夫で大助かりってこともあるだろうからね。