数年前に買ったナイチンゲールの『看護覚え書』を読み直している。
ナイティンゲール 看護覚え書 決定版医学書院このアイテムの詳細を見る |
ナイチンゲールは「担当」や「管理」ということについて、『自分がいなくても、そのことが行われていること』・・・そういったことが、「担当する」とか「管理する」ということなんだと言っている思う。
以下は本からの抜粋
■それは、すべてのことをするのではないし、それぞれの職務について多くの人を選任するのでもない。各人が受け持ちの職務を果たすようにすることである。
■「そこに居合わせなかった」と言い訳するのは、看護師および管理者として失格であることの絶対の証明である。
■担当者は自分が「いないと困る」、つまりその人以外には誰もその人の段取りやシステムなどを理解できない、と感じることに誇りをもっているように見受けられることがしばしばある。私にとっては、だれでもが理解し実行できるシステムを維持し、留守や病気の時に、すべてのことを他の者に引き継ぎ、すべてのことが今まで通りに運び、自分がいなくても困らないようにしておくことに対して誇りを持つべきだと思う。
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ナイチンゲールの本は、丁寧に書かれているようで、精神的には「ベランメェ調」みたいなのがしばしば出てくるので面白い。
いつか、原文に触れてみたいと思っている。
Florence Nightingale's Notes on Nursing & Notes on Nursing for the Labouring Classes: Commemorative Edition With Historical CommentarySpringer Pub Coこのアイテムの詳細を見る |