患者さんの退院前のカンファレンスに参加した。

病院内外のスタッフがご家族・本人を交えて話し合う場だ。

外部からは、ベテランのケアマネージャや、在宅のスタッフが参加されていた。

ベテランはベテランらしく、
物怖じしないで、どんどん意見を言われる。

しかし
僕が言うのも何だけども、何でもかんでも自由に発声するのは、問題の時もあると思う。

患者さんのご家族は、終止眉間に皺を寄せていて不安名様子が窺えるのに、その横ではペチャクチャと、あーだのこーだのと"勝手に"話が進んでいっている・・・

まるで、カンファレンスというよりも、自分の言いたいことを言っているだけの会議になっている。

ちょっと黙って、ゆっくりと患者さんご家族の話に耳を傾けてみたいと思った。

在宅スタッフから弾丸の様に発せられる「価値観」にたいして、ご家族も困惑しているようだった。

耳を澄まさなければならない。

専門家として、黙りっぱなしもいけないけども、時には黙り、相手の欲するものを察して、そこに手を延ばす姿勢も必要だ。

「あれもある、これもある、こんな時にはアレが役に立つ、けどもコストがどーの」とか一気に言われても、まずはご病気があり、後遺症があり、これから生活していくという漠然とした所にも不安がある。

雨アラレの様に現実(在宅生活)のリアリティーをどんどん突きつけられても、まいってしまうのではないか・・・などとカンファレンスに参加しつつ思い込んでしまった。

時間をかけてゆっくりとすることが、かえって効率性をもたらすこともある。

とにかく、
あの眉間の皺を和らげたい。

「大丈夫ですよ」と、自然に、押し付けがましくなく発せられるようになりたい。

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参考

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足川 和隆 理学療法士18年生! 毎日、始発で出勤、最終で帰宅の米子~松江の通勤をしています!

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