Categories: 理学療法/病院

リハビリテーション看護

『リハビリテーションナース』
『リハビリテーション看護』

という言葉が好きだ。

実は、いまのところ、この「リハビリナース」や「リハビリ看護」というものに明確な定義はない(らしい)。

看護師さんが人事異動などで意図せずこの分野に飛び込んだ・・・ということも少なくないと思う。

リハビリテーションの病棟や施設やサービス事業書で働く看護師を「リハビリテーションナース」と言うのではないと思う。

たとえば
「患者さんたちのリハビリテーションを促すための看護を行うのが、リハビリテーションナース」だ。・・・と仮定してみる。

そうしたら、そのため(=患者さんたちのリハビリテーションを促す)に必要な知識や技術は何かを考えていく必要がある。
目的・対象・方法・・・どんどん各論に掘り下げていく必要があると思う。

そういった者の集積が得意技/専門性になると思う。

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僕は変体的な趣味を持っていて、
リハビリテーション病棟にいる看護師さんに、『「リハビリ」って何ですか?』とよく聞くことにしている。

迷惑千万かもしれないが、歴代のリハビリ病棟看護師長には、必ずこの質問をしている。

『リハビリって何ですか?』

・・・質問しておきながら申し訳ないが、この質問の答えを明確に求めているわけではない。

相手の反応をみて楽しんでいるんだ(笑)。

言葉や単語にそれぞれの想いがこもっているだろうし、ご自分の言葉で語っていただけるか否か、あるいは、質問をきっかけに「リハビリとは何か」を考えていただくことに、僕の興味がある。
なんにも考えていない人や、そんなの考えたこともないという人まで様々いると思うが、それはそれでいろいろあってよいと思う。

リハビリテーションの分野にいる限り、この質問はし続けなければならないと思う。

「整形外科」病棟や「外科」病棟などは、あらかじめ、その定義が看板に埋め込まれている。

ただ、「リハビリテーション病棟」「リハビリテーション病院」はどうだろうか?

処置行為や治療行為の必要性がなくなってきた方(=症状が「落ち着いた」と表現される)が、移動する場がリハビリテーション病棟・・・などと考えておられる方もいるが、”本来”はそうではないと思う。

リハビリテーションの専門的なアプローチが必要な方のために存在するのがリハビリテーション病棟でありリハビリテーション病院だと思う。
その名から推察するにそうだと思う。皮肉なことに。

リハビリテーションとは何か。

「病棟」に限らず、「病院」ぐるめ、「施設」ぐるめで、あるいは地域ぐるめ考えていかなければならないと思う。

リハビリテーションって何か・・・


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参考

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足川 和隆 理学療法士18年生! 毎日、始発で出勤、最終で帰宅の米子~松江の通勤をしています!

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