『もはや、リハビリテーションは特別の医療ではなく、救急医療から地域生活支援に至るまで普遍的に展開されるべき医療の基盤となるべきである。』
BRAIN and NERVE1月号の記事からだ。
BRAIN AND NERVE (ブレイン・アンド・ナーヴ)-神経研究の進歩 2010年 01月号 [雑誌]医学書院このアイテムの詳細を見る |
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21世紀において、高齢者医療は"高度に進歩した臓器別専門治療を如何に効率よく地域生活に繋げていくか"が課題である。この対策の鍵はリハビリテーションの流れに基づく機能分化と連携である。機能分化の中でチーム医療が展開され、役割の異なるチーム同士が共通する目標に向かって協業(連携)することで質の高い地域完結型医療体制が構築される。(中略)。もはや、リハビリテーションは特別の医療ではなく、救急医療から地域生活支援に至るまで普遍的に展開されるべき医療の基盤となるべきである。
BRAIN and NERVE 62(1):61-71,2010
「神経救急とリハビリテーションー地域に置ける包括脳卒中診療のあり方」
栗原正紀、小笠原貞信、鮫島光博
長崎リハビリテーション病院
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この、『もはや』の使い方に激しく同意する。
・・・とともに、相反して、リハビリテーション医療の劣化に危惧してしまう自分もいる。
『この対策の鍵はリハビリテーションの流れに基づく機能分化と連携である。』このテーゼをまったくもって満たしていない気がするからだ。
たしかに
医療は、高度に機能分化し、連携をもってその一貫性を保つようになった。
これは、効率的に医療を行うための、役割を「分担」していくシステムだ。
しかし、現状ではどうなっているか・・・
医療は曖昧に機能分化し、そのなかで連携を余儀なくされている。
そして、医療は「分担」ではなく「分断」され、非効率なサービスと成り下がってしまっている。
「機能分化と連携」に潜む実態のレンジの広さはなんであろうか・・・
壁などどこにもないのに、壁にぶち当たってしまったかの結果をのこしてしまっている。
しかし、
理想を掲げることは重要であるし、
なによりも、ここまでリハビリテーションというものが認知されるようになってきたことは、リハビリテーションを専門的に学んだ(筈の)理学療法士として嬉しい。
うん
何度読んでも、この「もはや」はかっこいいな。
『もはや、』
うーん、もっとこんな感じかな!
↓
『もはやっ!』
いやいや、もっと
↓
『(#゜Д゜)モハヤッ!!』
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(*´∀`*)モエー
なんでもいいや・・・
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就職
職場でもいろいろな選択肢があって悩みます。
自分は始め就職先は病院しか考えてなかったのですが、まだ決まってない焦りか老健も視野に入れて考えてます。
学生は老健を避ける傾向が強いですが、カズさんは老健で働く事をどう思いますか〓〓
re:就職
>PTS池田さん
いろんな考え方があると思います。
一般論として
最初は、急性期の病院に勤めて、病気のことを理解した方が良い方が良いとか・・・
僕自身は
リハビリテーション病院4年
そして急性期7年という経験をしています。
けども、どこに行っても、個人の「在り方」によると思います。
どこに行っても、学ぶ人は学びますし、そうでない人はそうでないのです。
「患者さんの人生」は、急性期だろうが、慢性期だろうが、在宅だろうが、どこでもついてまわります。
このことについて、自信を持てます。
個人的な意見として、在宅を知らない(=見たことがない)急性期のセラピストは使い物にならないことが多いです。
何にしても想像力が必要だと思います。
しかし、
年間6000人以上の理学療法士が誕生します。
老健に務めて、経験年数を重ねるうちに、もう転職もままならないということもありえます。
その逆も然りですが・・・
骨を埋める気でいるのならそれでもかまいませんが、そういった意味では、動けるうちに動いて、いろんな経験をされることを提案します。
Unknown
長崎の栗原先生は、もともとバリバリの脳外科医として急性期医療を行っておられ、現在は回復期リハ連絡協議会の理事として活躍しておられます。昔松江で全国の日赤学会を開催したときに講演していただきました。確か今年島根県主催のイベントでゲストとして呼ぶと聞いています。
面白い方ですよ。
>某Drさん
情報ありがとうございます!
出来るだけ都合を付けて参加してみたいと思います。
今月(2月号)の BRAIN AND NERVEも「ニューロリハビリテーションの最前線」特集でおもしろい内容となっていました!