理学療法士は「さん」か「先生」か
・・・なんて話題が、何度も挙っている。
今日、たまたま帰宅列車で昔の同僚と出会ったが、彼の病院では医者以外の「先生」呼称は禁止らしい・・・
さて・・・
理学療法士は慣例的に「○○先生」と敬称されることがある。
そもそも、「理学療法」なるものが、海外から日本に輸入された際に、マッサージ師さんたちがこの職を受け継いだことが「先生」の始まりかもしれない。
僕は「さん」で良いと思っている。
いや・・・「で良い」ではなくて、「さん」が良いと思っている。
なんとなく、恥ずかしいのだ。
なぜって、
「先生」と呼び合っているのは自分たち(理学療法士)だけだから!
自分たちで「先生!先生!」と呼び合っている姿が醜くて滑稽でかなわない!
んでもって、
近頃では「さん」敬称の病院・施設が増えてきた。
・・・もしかして「先生」敬称してるのウチの病院だけではないか?
と思っていた矢先、某外部業者さんに
「kazzさんの病院は『先生』ですよね。他のところは『さん』で呼びやすいんですけど」
との情報!
ウッキー穴があったら入りたいぜ!
そしてウチの病院の看護師さんも「なんで、理学療法士って自分たちで『先生』って呼び合っているんだろうね~」と・・・
ウッキー穴があったら入りたいぜ!
『先生と呼び合おう』なんてルールがあるわけではない。
勝手に自分たちで『先生』と呼び合っているだけなんなんざます・・・
んで、ワザワザすることかどうか知らないが、ウチの職場でも提案しておいた。
「『先生』ではなくて「さん」あるいは役職つけてで呼びましょう」
で、決まりなのだが、なかなか定着しない・・・
(僕自身も目上のセラピストに対して、ついつい「先生」が出てしまうこともあるけど)
最近は、ことごとく訂正するようにしている・・・「『さん』でいいから」と。
(もちろん、こんな訂正自体が恥ずかしい気もするのだけど・・・)
そしたら、先日、一年目理学療法士から言われた。
「『先生』と言っちゃダメなんですか?僕はつけたいからつけているんですけど・・・」
と・・・
(状況は違うが、夏目漱石の「こころ」を思い出すな・・・)
さておき
「イヤ・・・つけたければつければいいけど、僕はそう呼ばれなくないんだよ。」
やはり・・・
ピーチクパーチク先生先生と呼び合っているこの組織は・・・病んでる気がする。
ち
な
み
に
患者さんからの「先生」敬称は修正しないことにしている。
ただ、患者さんとセラピストの話をする時は「さん」敬称を使うようにしている。
よくある光景だけど、患者さんは「さん」敬称なのに、セラピストが「先生」敬称を使っている姿を見ると・・・恥ずかしくなる。
こうなると、患者さんも「・・・先生」と言い直されたりしている。
あ~!
どっか穴が無いかな~
※注意
世の中には
「先生」敬称を推進している理学療法士の方もおられると聞く。
そんな方は気分を害すると思うし、反論もあると思う・・・
※注意
世の中には
「『さん』でも『先生』でもそんなことどっちでもいいじゃないか」
とい意見の持ち主もいると思う。
僕もそうだったけど、最近は特に恥ずかしくなってきてて・・・『さん』推進派となったのさ。
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Unknown
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、「先生」呼称について、私も思うところがあります。
私自身元教員ということもあり、「先生」と呼ばれることに抵抗を感じたことはないのですが、今の職場(母子生活支援施設・児童福祉施設)では、職員同士は先生と呼ぶのは今年度からしないことになったようです。わたしたちは「母子指導員」「少年指導員」であって、学校の先生ではないし、先生だという意識で、仕事をすると上から目線で対応してしまい、めざす「よりそう」という本来の姿から遠くなるという考えが基本にあります。
利用者(母子)からは、先生と呼ばれますが、自分のことを先生と呼んだり、他の職員を先生と呼ぶことはしないようにしているようです。私はこの決めごとを知らずに(中途採用だから)、子どもの前では自分を「先生は、○○」等といっておりましたが、最近は以上の理由を理解できたし、共感もできるので「わたし」はと自分のことを呼んでおります。
教師時代から、同僚を「○○さん」と呼んでいたのでこれには抵抗はありません。(校長や教頭に対しては「先生」が妥当だと思っておりましたし、現在であれば、施設長や理事会の方々を「先生」と呼ぶのは妥当だと思います。)
KAZZさんの思い十分理解できますよ。
せんせい
♪せんせい♪
♪せんせい♪それは~せんせ~い♪
先生は、なんか遠くないですか?
だから、親しみを込めて「・・・さん」と呼びたいです~。
遅ればせながら
あけましておめでとうございます。
写真でけたっ!!
>むこさん
新年あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします!
理解いただいてうれしいです!
むこさんのような状況もありますよね!
また、食事行きましょう!
>Pさん
新年あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします!
にしても・・・
その歌はっ(笑)!!!
ぜひぜひ「さん」で御願いいたします!
写真!
また見させてください!
お話は外来などで聞いています!