昨日はまたもや介助法指導
リハビリ病棟の看護師さん向け。
この時期は新人さん指導ということもあって、介助法指導が入ることが多い。
だいたい毎年、神経内科/脳外科病棟、整形外科病棟、リハビリ病棟から話がくる。
今回は
リハビリ病棟からだが、ここの指導はちょっと他の病棟とは条件が違う。
「短時間で終えろ」
との依頼なのだ。
そもそも、技術の伝達は短時間で終えれるはずが無い。
(ご家族に対する介助法指導レベルでは、なるべく短時間で終える必要があるのだが・・・)
部活とかとで一緒で、
やり方を教えたらすぐできるはずが無いのだ。
何回も繰り返してやってみて、アドバイスをもらって自分のものにするのに時間がかかる。
その導入の部分で短時間でぱっと終わらせてしまうと、結局は「いつものヤリ方」となってしまうので意味が無いのだ。
なんにも改善しない。
専門職として、あれこれ伝えたりする必要がある。
だから、ヤルからには腰を入れてやらなければならない。
去年も「短時間で終えろ」と言われたのでお断りした(事件はココ参照)。
「短時間でいいから、数回にわけて行いましょう」という提案も受け入れてもらえなかったからだ。
結局は、「指導を行った」という履歴さえ残ればいい・・・というような雰囲気があったからだ。
そんな指導はしたく無い。
「ハイハイ、やりました」というのではなくて、内容のある指導をしたい。
こころのある介護を指導したい!
て僕、介護士ではありませんが・・・
でも、
ニゲチャダメダ ニゲチャダメダ ニゲチャダメダ ニゲチャダメダ ニゲチャダメダ ニゲチャダメダ ニゲチャダメダ ニゲチャダメダ
てことで今回は引き受けた。
そもそも、企画者の意図と受講者は関係ないもんね。
短時間でも、できることをやってみよう!
あとは、臨床の中でカバーするしかない!
今回、重点を置いて話したのは、
もちろん方法論もだが・・・
・介助者の位置や力のかけ具合によって、介助も逆効果になるということ。
一生懸命介助者が力をかけることによって、逆に力が必要になるという矛盾を体験してもらった。
・「せーのっ!よぃっしょ!」とかいって、瞬発的な力を使わないこと。
(患者さんが不快だし、転倒の可能性があったり、やチューブ類の安全を保てないから。)
・なるべく省エネで行うということ。
(かえってその方が患者さんも楽)
・介助上問題があると感じたら気兼ねなくセラピストに相談してもらってくださいということ。
(みんなで問題解決をしようじゃないか)
さてさて、指導も楽しいのだが、指導後が重要なんだよね!
どうなることか。
KAZZ BLOG「介助法指導」(08年5月16日)
"KAZZ BLOG「新人ナース」(07年9月5日)
KAZZ BLOG「動機の違いか?」(07年6月12日)
KAZZ BLOG「一人で出来るもんっ!」(07年6月9日)
KAZZ BLOG「介助方法指導」(06年10月31日)
KAZZ BLOG「介助方法指導」(06年7月24日)
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Unknown
そういう「機会」を
看護部が設けていることだけでも
すばらしいと僕は思います!
>Mですよさん
そ~か~!なるほど前向き!
セラピスト側も、「こんなことで来まっせ」ってアピールすることが必要だしね!
どこの病院でも、看護部の教育システムはあると思うので、その中に組みこんだらいろいろできると思う。
ただ、システムの奴隷になってしまったら無意味・・・なので、有効活用していきたいな。
合同勉強会したいって案はよく出るんだけど・・・未実施。
一番いいのは、臨床の中で意見をぶつけあったり討議することだと思っている。
こういった指導講習の良いところは普段話さない人とでも触れあえて後日話ができるところかな。