今日は,久々に
■トランスファー介助指導
神経内科&リハ科の新人ナース対象の指導を行なった.
患者さんが
・ベッド上で(上下方向)移動する
・寝返る,起き上がる
・ベッド~車椅子の移動
こういった動作に対して,介助や誘導するにはどうすれば良いか?
ということについて,主に実技と・・・無駄話で指導した(笑)!
やはり初々しいですな!
( ´∀`)ナー
初心って,大切だ.
経験は非常に重要だけど,熟練していくに従って切り捨てられていく感情とか手間がある.
その切り捨てが,「仕事の効率化」のためだけに向かうと,本来「患者さんのため」に行なっている筈の所作が,「自分(スタッフ)のため」になってしまう.
例えば,入浴(シャワー浴)についても,本来「患者さんの身体を清潔にする」ことが目的なのだけど,「シャワーを"浴びせる"」ことに効率化が向かうと,結局,ビチャビチャ濡れただけで清潔にならないなんてこともある.
・・・これなら,はじめから入浴しない方がマシだ.
新人さんの良さはそんな初々しさにある.
他人に対する遠慮とか,心配,気遣い・・・
たしかに,これが業務上の非効率を生むことにもなるのだけど,そういうのは心の何処かにずっと持っておかなくてはいけない感情だと思う.
ベテランと言われるナースでも,仕事の手際が良いが,患者さんをモノのように扱う人もいる.
この効率化って,何のため?誰のため?
医療・看護・福祉は人助けだ!
興奮する患者さんに,「落ち着く」薬を処方して,グダグダになった患者さんの状態も見ず,廃人のようにしてしまう医療は何のため?誰のため?
「おしっこ」と訴える患者さんに「さっき行ったでしょ」って対応するのは何のため?誰のため?
リハビリと称して適当なマッサージをして,患者さんが実際に困っている生活場面をみないのは何のため?誰のため?
PM5時になると,患者さんから目を背けて,カルテ入力に向かうのは何のため?誰のため?
新人さんはいい!
みんなではないだろうけど,「奉仕のこころ」をもっている.
患者さんの状態が心配だったり,役に立ちたかったり,成長したかったり.
何年もしたころに,これが変な方向に成長(←?)していかないコトを願う...
職場のシステムを言い訳にしたり,労働者の権利を振りかざしたりさ.
今日は,そんなことを考える面で本当に勉強になった.
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Kazzさんは、偉い!
Kazzさんは、すばらしい!
思い出話を一つ。一生懸命働いているセラピストが「良いセラピスト」ではないのだよ。良い治療ができるセラピストを「良いセラピスト」と言うんだよ・・・・マッサージという有効な手技を軽んずるセラピストに良い治療はできないでしょう。・・・ある著名なセラピストから受けたアドバイスです。
同感です!
久しぶりにコメントします。
でも、毎回楽しみに見ています。
「何のため」
見失いたくないですね。
以前、訪問の在宅療養マッサージのバイトをしていたことがあります。(私はマッサージ師です)
基本的には移動も込みで1件30分で、一時間に2件まわるのですが、なぜか1時間に3件、ひどい時は4件のスケジュールの日もチョクチョクありました。
バイタルも取らず、日誌も付けず、緊急時の対応も決められておらず…
しかも本来であれば「寝たきりであること」が訪問マッサージを受ける要件なハズなのに、ほとんど独歩可の「自立」か「要支援」の方ばかり…
本当に寝たきりの患者さんを引継ぎで、先輩からは「どうせ変わらないから軽擦のみで良い」といわれるし。。。
すぐにやめて自分で始めました。
バイタルとって、機能訓練もして、月一でDrに報告書書いて。。。
運動直後、5分後のバイタルも取ると一件に30分は掛かりました。
でも、当時の私の力量で「キチンとやる」には最低限必要な時間だったと思います。
「運動訓練まで見てくれる」ってけっこう評判がよかったのですが(←怪しいものですが…)、こんどは方々のケアマネさんからどう見ても「自立」の患者さん(!?)ばかり紹介されだして、断ると「他はやってるから」とねじ込んでこられるは、「顔潰すな」いわれるは…
保険金詐欺の片棒は担ぎたくなかったのできっぱり断りましたけど。
ほんとに誰のための制度だったのか…
ちなみに今は自由診療のみでやってます。
ん!?
何の話だっけ!?
あ、ただの愚痴になってる(笑)
失礼しました。
良いセラピスト
>グラディエーターさん
こんにちは!いらっしゃいませ!
仕事に一生懸命でなくて,良い治療もできない・・・
そんな「良くないセラピスト」の集団が出来上がらないかと不安に思っています...
また,おそらく「マッサージ」をリハビリテーションの上で有効に使えているセラピストはわずかだと思います(たぶん).
よそ見,注意散漫,あるいは半眠状態でマッサージしているセラピストもいますしね・・・.
(↑適当なマッサージ)
まぁ,"良い治療"以前の問題でしょうが・・・
マッサージ・・・とても軽んじられていると思います.
しかし,患者さんは直接セラピストには「ありがとうございます」って言って,影で「痛いだけ」とか苦情言っていたりして(笑).
やっているセラピスト本人には分からないんですよね.
にしても
「良い治療」って難しいですね.
僕は,良い治療ができなくても,患者さんのために不器用でも一生懸命汗を流すセラピスト「も」いいなぁ~なんて思っています.すくなくとも,一生懸命でないスタッフには嫌悪感を感じてしまいます.
看護師さんでも一緒です!
「良くできる」って評されている看護師さんが,患者さんに素っ気なく接している様子を見ると,なんだかゲンナリしてしまいます.
(専門的にそうした接し方をしているのかもしれませんが・・・)
「良い治療」=「良いセラピスト」
だとすると,僕は「良くないセラピスト」のまま一生を終えそうです(苦笑)!
目標が高すぎますかね?
いらっしゃいませ
>とよたまさん
コメント&同感の意ありがとうございます!
そして
「毎回楽しみに見ています。」
↑コレ本当に嬉しいです!ありがとうございます!
にしても,とよたまさんも,ご自身の信念と言うか,考え方でしっかりと臨床に出られているんですね!
組織に属すと,その中でうまくやっていくことばかりを(自然と)身につけていくように思えますが,自分の意見を持って,しっかりと表出できる(断れる)ってうらやましいです!
僕の場合,言うのは簡単,行うは難し状態ですよ・・・
( i _ i )
Unknown 笑
毎回楽しみにしています
トランスファーの勉強会、ありがとうございました。
私も病棟で、看護師さん達を見ていて感じることはたくさんあります。
新人さんは初々しく、低姿勢で初心を思い出させてくれます。とても丁寧に対応している姿を見ると、刺激されたり反省したりします。意識のない患者さんに対してもきちんと声かけをしていたり、気持ちの良いあいさつをしたり、敬意のある言葉で接していたり、患者さんの身だしなみに気を配ったり、痛みや訴えを親身になって聞いてあげていたり・・・。
数年経つと、患者さんにタメ語になったり、手つきが荒かったり、上から目線でものを言うようになったり・・・。
新人さんに限らず、みんなのいいところだけ見習っていきたいなと思います
学生の頃、ある先生に言われたことがあります。
『私たちは人の不幸で食べていく職業だから、いつも低姿勢でなければなりません』
とても衝撃を受けました。
確かに、怪我や病気で入院し、リハビリをしないといけない・・・
私たちは毎日そんな立場の人々と接しているということを、忘れないようにやっていこうと思います。
楽しいね!
わざわざ休みをずらしてまで参加してくれてありがとう!
ほんとに
経験をつむにしたがって,見直さなければならないことってあるよね!
いずれは,megukosさんも講師にっ!
さらに勉強になるよ~!