脳の勉強ってなんかややこしいよなぁ~
って人にお勧めの本!
■人体スペシャル-脳の地図帳-
・講談社
・4,000円(税別)
・A4版カラー
僕は,見た目で購入しちゃった!
奇麗なイラストで,勉強会にも使えそうだったし.
かなり簡略化してあって,本自体の厚みも1cmほど.
より専門的なことを学びたい人には向かないと思うけど,概要を知っておくには十分だと思う.
文字よりもビジュアル重視の人はいいかも!
冒頭の「総合案内」という項に,
「本書では,伝導路について詳しく記載する余裕がないので~」
と,本音だと思われる"なき"が書かれている.
こんだけにまとめる努力は大変だったんだろうと思う.
なので,あくまでsub本としておすすめ!!
------------
内容
■総論
4ページにわたって(笑),脳の進化と概要を説いている.すんごい端折(ハショ)りようだ!
■下位脳
「脊髄」「脳幹」「小脳」のそれぞれについて,発生と外形,その他の特徴的なもの(脊髄であれば「灰白質と白質の役割」「殿道路の形成」について,脳幹であれば「10対の脳神経」について,小脳であれば「小脳脚と小脳核」について)を解説してある.
■上位脳
「間脳」「終脳(大脳)」について.これもまた,発生と外形について,あるいは不十分ながら繊維間の連絡・経路(トラクト)について書かれている.
■脳室,髄膜,血管系
「脳室」「脈絡叢」「脳脊髄液」「髄膜」「血管系」について.ここにおいても,発生の過程は外せなかったらしい...
血管の形態の変遷(発生)や発達上の脳底部動脈系の形成過程(発達),そして臨床上よく出会う,血管の個体差なんてのも併せて丁寧に(簡単にか?)説明してある.
■図譜で見る脳の内部
脳断面の解剖イラスト図.この項だけ2色(赤&黒)印刷.
十分とは言えないけど,解剖の本らしくこと詳細に部位名が記載されている.
------------
ちなみに,この本は講談社のシリーズ物だ!
■からだの地図帳
■病気の地図帳
■健康の地図帳
■感覚の地図帳
■こどもの病気の地図帳
■細胞と組織の地図帳
これらも機会があったら目を通してみたいな.