2月の読了は18冊
電子書籍(Kindle)は8冊。
シリーズ物としては、知念実希人『天久鷹央の推理カルテ』が出たのが嬉しかったな。あと、『君の膵臓を食べたい』でデビューした住野よるの2作目『また、同じ夢を見ていた』も面白かった。
政治的なのでは、日本のジャンヌダルク我那覇真子の『日本を守る沖縄の戦い』が彼女の処女作にしてかなり力強いメッセージと詳しい情報で勉強になったのと、対するベテラン百田尚樹が物語『カエルの楽園』で日本の現状と未来をコミカルかつシニカルに表現されていて、なんとも言えない気持ちになった。
森 博嗣の『小説家という職業』は、小説家とは、という話でもあり、生き方や働き方に対する一つの視点を与えてくれるよい新書だった(Kindleだけど)。
木村秋則『リンゴが教えてくれたこと』では、実直に生きていくことと自然の素晴らしさを感じたけど、実際にはこんな生き方はできないだろうと思った。でも、世界が変わることがあるとしたら、こんな底力によるものだろうと思う。
311も近づいてきて、震災関連の情報も増えてきたけど、雁部那由多『16歳の語り部』は、あの頃小学生だった彼等のその時とその後と今を感じる良い本だった。彼等が語ることの意味や、311は何かを再度考えるきっかけを与えてくれる。
2月に読むことができなかったけど、僕の誕生日には、映画『ほしのこえ』で有名な新海誠の『小説 秒速5センチメートル』『小説 言の葉の庭』が角川文庫から出された。3月はこれでスタートだな。