今日は職場で、
第8回neo 最強の医療戦略フォーラム
に参加。
去年もちょうどこの日だった(※)。
サテライトセミナーで、会場は東京。
それをネットを通じて、全国では135カ所で上映される。
トータルで4200人以上の参加者がおられるとのこと。
テーマは
『日常診療に必要なリスク管理 ー明日はわが身の医療事故ー』
座長:橋本 廸生 先生 公益財団法人 日本医療機能評価機構 理事
演者:山本 貴章 先生 東京海上日動メディカルサービス株式会社 第三医療部長
第2部は、当院は参加していないため聴講できなかったのだけども
『地域医療における地域包括ケア病棟の役割と今後の医療提供体制』
座長:小西 敏郎 先生 東京医療保健大学 副学長・医療保健学部 医療栄養学科長 教授
演者:猪口 雄二 先生 医療法人財団寿康会 寿康会病院 理事長
こちらも興味あったので残念。
第1部の『日常診療に必要なリスク管理 ー明日はわが身の医療事故ー』
では、医療事故に関わる実際の事例の紹介で、どれも身につまされる内容だったので勉強になった。
症例1:術後の下麻痺(硬膜外麻酔に関わるトラブル)
症例2:CF前処置での誤嚥防止策(看護師が考えた対策は)
症例3:検査拒否された時のカルテ記載*(検査を拒否した患者が翌日死亡)
症例4:介助しないで(介護施設のトイレで転倒し骨折)
症例5:家族への説明(食道静脈瘤破裂で死亡した患者の家族からクレーム)
症例6:高齢者への配慮(癌の告知を早期に本人、家族にできなかった事案)
総じて、誠意と具体的な記録の重要性を再確認した。
争う対象として患者さんとは接したくない。
けども、医療の世界においては、避けられない紛争があるのも事実なんだなと、やるせない気持ちにもなる。
可能な範囲で信頼関係を築いていけるような態度を持ち続けなければならないね。