あっという間に10月。
9月の読了は13冊。
初の電子書籍読了0冊月になった。
9月はラバールの読書部(3000円/月)のカードを本とともに紛失してしまい、ガックシの月で、あんまり捗らなかった感がある。
知念実希人の天久鷹央の事件カルテシリーズ最新刊『スフィアの死天使』。今回は、物語の中で話が巻きもどり最初に経験した事件についての話になっている。それを知らなかったので、初めの話(1巻)はなかったことになってしまったのかとビックリした。長編推理ものとして楽しめた。
辻秀一『ゾーンに入る技術』、イチローや羽生など有名人を挙げて、ゾーン(超集中力)に入る技術を記した本。
山折哲雄『教えること、裏切られること―師弟関係の本質』は弟子は師匠を超えるものであり、したがってその師弟関係は根本的には裏切りの関係にあるという。様々な師弟の関係を例に挙げて二人の関係と二人が作り上げたものについて迫る面白い本だった。
コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズの名作『バスカヴィル家の犬』と『四つの署名』。ふたつとも、少し恐ろしい内容を含んでいる。相変わらず、二人のコンビ(ホームズとワトソン)の掛け合いと名探偵の行動に楽しめた。古典推理小説すばらしい!
亀田圭一『カラダにいい! がカラダを壊す』いきすぎた健康情報により健康を失うこともあると思う。が、その批判のためにも正しい情報が必要だと思う。もう一つ重要なのは自身の体の声を聞くという姿勢だろうか。野口三千三について触れられていて、少し高揚した。
レイ・ブラッドベリ『華氏451度』、この名作の古い映画版は見たことがあったけども小説は初めてだた。本を読みながらこの物語を追うことの不思議さを実感しながら読んだ。宇宙とかが出てくるSFではないのだけども、一つの創造された近未来として、面白い設定だと感じた。こうならないよう。
沖田正午『お医者様でも やぶ医師天元世直し帖』シリズ大何段になるのか忘れたけども、ふと読み続けてみようと思い手元に置いてある時代物小説。ちょっとハラハラドキドキの場面もあり、登場人物もどんどんたくましくなっていると感じた。
岡嶋裕史『個人情報ダダ漏れです! 』は、ハッキングと情報についての本で、個人情報の保護について考えさせられる。どのような手口で、我々の個人情報が盗まれていくのかがわかる。分かりやすく、ありがちな質問を設定して、それに答える形での解説になっている。
三橋貴明は二冊『「震災大不況」にダマされるな! 危機を煽る「経済のウソ」が日本を潰す』は少し前の本になるんだけども、震災時の経済の動きについて書かれた本。流布されている情報とは逆のことだったりが書いてあって勉強になった。『ぼくらの日本』は青山繁晴さんの僕らの祖国に感化されて出された経済の本。経済の本というより、経済を通して日本の姿を知るための本になっている。その青山繁晴の新刊『青山繁晴の「逆転」ガイド - その1 ハワイ真珠湾の巻』はシールズ第一弾となるもので、ハワイ真珠湾の旅を中心に日本について自ら考えるための本。感動もあるし、深く考えさせられる。
レイチェル・ウェルズ『通い猫アルフィーの奇跡』は、複数の家に通い生活する猫アルフィーと彼に関わる人間の人生(猫生)を描いた素敵な物語。