若手は本当によく働いてくれていると思う。
結構な仕事量をあてられて、大変な中それなりに頑張っている。
・・・という前置きをした上で
不満がある(笑)
実技練習が乏しい
臨床時間が少ない
勉強会参加が少ない
現代の風潮かもしれない。
個人でそれなりの努力しているののかもしれないけども、臨床や実技練習なしではどうにもならないと思うのだ。
知識だけを蓄えても、役に立たないことがしばしばある。
たとえば、通信教育で空手を習うというのと一緒で
それだけでは一向に強くはならないと思う。
また、僭越だが、僕たちセラピストは人を救う立場にあると思う。
それなのに、臨床(患者さんのそばにいるということ)の時間が乏しければ、結局は患者さんの役に立たない。
セラピストが電子カルテモニタに向かっているばかりで、一向に患者さんの前に現れないようであれば、それは人を救うことにならないのではないだろうか?
今日は、後輩とともに患者さんのセラピーにあたった。
後輩のアプローチを見ると、やはり技術がない。
これは、高度な技術がないと言っているのではなくて、セラピーの前提となるような接し方の技術がないという意味だ。
(少々、高飛車に聞こえるかもしれないけども)
だって、練習してないもんな
というのが僕の感想。
患者さんが一歩も前に踏み出せない状態。
僕の誘導ではそれが可能。
一歩を踏み出すことがセラピーなのではなく、そこからセラピーが始まるというのに。
後輩がこのような技術を備えていない
にもかかわらず、勉強会にも出ず、実技練習もしない状態。
これは、まずいと思う。
これでいいのか?と思う。
そういう状態が何年も続いている。
もちろん後輩全てについてのことではない。
しっかり、仕事以外の時間を勉強や実技練習に当てているセラピストもいる。
しかし、しないセラピストもいる(というか、大勢いる)
しなくても世界はまわるのだ。
たいていの場合、どんな下手なセラピーをしても、患者さんは「ありがとうございました。ここまで良くなりました先生のおかげです」なんて声をかけてくれる。
最近は、後輩を罵倒することもないし、無理やり勉強会に参加させることもないし、実技練習をさせることもない。
(いや、昔もそんなことはなかったか、罵倒するなんて・・・笑)
勉強会や実技練習会も、後輩に対しては紹介だけにとどめるし、無理に出させることはしない。
実技をしたかったら、僕はそのための時間を惜しまないことは伝えてある。
自分で選択してほしい。
これでいいのか?と。
僕らはセラピストではないのか?と。
はじめに戻る。
若手は本当によく働いてくれていると思う。
結構な仕事量をあてられて、大変な中それなりに頑張っている。
そこから上をどう促せば良いのか?
先輩としてうまく誘導できない自分に腹が立つ。
ので
ラーメンを食べて帰る。