理学療法士になりたいと思った動機。
そういう話題になることが少なからずある。
高校の同窓会や、あるいは、就職活動の検討において。
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僕の動機はさておき
ふと、自分の学生時代のことを思い出した。
同級生の女の子がいった、理学療法士になりたいと思った動機・・・。
(「女の子」といっても、もうアラフォーになるんだけどね)
その女の子は、高校生の時に、整形の病院で「リハビリを受けていた」のね。
(正確に言うと、理学療法士を受けていたのだけども)
そこでの経験が、理学療法士を目指すきっかけになったんだけども、それは、その理学療法士がすごい腕を持っていたとか、高い知性を備えていたとかいう理由ではない。
素人には、理学療法士は皆、その分野の技術と知性を兼ね備えていると思うだろうから。
その、技術や知性のほかに
その女の子が担当理学療法士に感じていたのは、空気感や雰囲気。
その理学療法士がリハビリ室に入ってくるなり、部屋の空気が変わるそうなのだ。
その理学療法士は、明るく優しく、お茶目だけど、堅実。
その理学療法士がリハビリ室に入っただけで、空気が変わる。
っていいよな。
その人から吹いてくる風、みたいなものがあるんだろうな。
そういうことを学生時代に聞いて、僕もそういう存在になれたら・・・と気になり続けている。
こういったことは経験年数も関係ないと思う。
もちろん、経験が生み出す安定感というものはあると思うけども、経験さえあれば醸し出されるものではない、という意味。
看護師さんを見ていてもそう。
人間性が滲み出ている看護をする方は、年齢に関係なく安心感が持てる気がする。
時には、看護学生が大きな力を生み出したりする。
患者さんに安心感を与えられるように・・・。
そういう大きな存在になれたらいいな。