今日は母校(専門学校)から見学実習生に来られた。

実習には様々なものがある。
「臨床実習」てのは、実際に患者さんを担当させていただいて、理学療法士に必要な知識と技術を見を通して学ぶ場だ。
そのほか、「評価実習」てのもある。これは検査や測定と行った、個々の項目を行って、患者さんに見られる問題点や治療プログラムアドを抽出する場。

まぁ、僕が学生だったのはかなり前だから、実習に対する認識や定義も変わってきているかもしれない。

んで、
今日こられたのは、見学実習生さん。
午前中のみの対応とした。

僕は見学実習生に対しては臨床実習生とは違う考え方をしている。

簡単に言えば、見学実習生にはどこまでも甘く、臨床実習生に対しては厳しさを教える(伝える)。厳しさというのは、キツさといういう意味ではなくて、「尊い仕事だよ」という意味で。

で、見学実習生受け入れについて僕なりに決めていることがいくつかある。

■何があっても怒らない
学生さんにとっては、何もかもが初めてなので、僕たちの常識やモラルと思っていることは通用しないと考えている。
もし、気になる(通常であれば怒る)ことがあっても、教えてあげるのみにとどめる。ただし、「臨床実習では、そこで中止に成ることもあるから」と真面目に伝える。なぜダメなのかも理由を付けて教える。

■理学療法士の働く場を紹介する。
これは、理学療法士が、どのようなところで仕事をしているのかというところを教えてあげる。可能な範囲で見せてあげる。
リハビリ室はもちろん、一般病棟や、ERやICUといった特殊病棟、図書室や食堂といったところまで、見せるようにしている。
また、理学療法士が一日をどのように過ごすか(患者さんを何人診て、カンファレンスや会議をして・・・など)も教える。

これらは、僕が学生の頃に分からなかったところ。
『いったい理学療法士ってどうやって過ごしているの?』ていうのが、学生のときの純粋な疑問(知りたいこと)だった。

■理学療法の楽しさを伝える。
これは、恩師に対する恩返しみたいなもんで。
この仕事の楽しさや、ワクワク感、やりがいなどを責任とともに伝えたい。
『ほんとにいい仕事だよ。キミもこれから勉強して、こんなやりがいのある仕事するんだよ』と伝えたい。

―――――――――

どこまで力になれたか分からないけども、学生さんたちは笑顔で帰っていかれた。

いつか勉強会などで会える日がくるんだろうな。

(※実際、見学生さんが、その後に数年かけ資格を取ってから、勉強会で僕に声をかけてくれたことがある。→やっぱりサッパリ忘れてますわ。ゴメンね!)

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参考

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足川 和隆 理学療法士18年生! 毎日、始発で出勤、最終で帰宅の米子~松江の通勤をしています!

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