酒見 賢一の小説『墨攻(ぼっこう/ぼくこう)』が文庫で出ていたのでを読んだ。
墨攻 (文春文庫) | |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |
古代中国。2万の軍勢に攻められる小城を、墨子教団から来た一人の使者の卓越した防衛戦略で護る!
森 秀樹が描く同タイトルの漫画は読んでいたのだけども、こちら(酒見 賢一の小説)が原作なのね。
ちなみに、漫画の方は小学館から全11巻でてる。
墨攻 1 革離、梁城に入る (ビッグコミックス) | |
クリエーター情報なし | |
小学館 |
また、小学館文庫として、全8巻でてるけども、こちらはよく知らない。
墨攻 (1) (小学館文庫) | |
クリエーター情報なし | |
小学館 |
――――――――
さて、小説版を読んだって話だけども
小説版が出たのだとおもったら、原作が文春文庫版としてあらたに発刊されたものだった。
おかげで初めて原作に触れることができてよかった。
漫画のおかげで、状況のイメージができていたから読みやすかった。
ただ、物語としては漫画のものとは違い、こちらはこちらで深く考えさせられた。
特に結末から考えると、何がどこでどう作用するのか、戦略や策の奥深さを感じずにはいられない。
理想と現実の差異、平和の意味、短いながら濃厚で劇的なストーリーに惚れた。
また、漫画を読み返してみようかな。