自分のために勉強をするな。
と、命令口調で言えるほど僕自身も成熟しているわけではないのだけども、今日はそういった「説教」(=オコゴト)を若手にした。
坂の上の雲でも描かれて有名な
秋山真之は
『自分が一日休めば、それだけ日本の進歩が一日遅れてしまう(だから休まずに働くんだ)』
というようなこと言っておられたと思う。
誰のために勉強するのか
それは、患者さんの利益に適うためということも、もちろんある。
そして
それは公(おおやけ)のためでもあると思う。
また、
自分の所属する組織、部署や病院のためということもあって、この意識も重要なのだと思う。
ウチのリハビリテーション課というのは、現院長が、その昔にリハビリテーションの重要性を感じて立ち上げられた課だ。
だから、
『なんだ、院長の立ち上げたリハビリテーション科って、たいしたこと無いじゃん』
なんて思われるようなことはしたくないのだ。
そういったものを背負って、自分の成長のため”だけ”ではなくて、今まで自分をココに導いてくれた人たちのためにも一生懸命精進していかなければならないのだ。
『院長がやったことは間違っていなかった』と皆にそう思わせたいという、そんな願望もある。
『自分に理学療法士としての知識/技術を伝授してくださった先生方・先輩方は間違っていなかった』と皆にそう思わせたいという、そんな願望もある。
『自分を育ててくれたお父さん、お母さんは間違っていなかった』と皆にそう思わせたいという、そんな願望もある。
逆になると嫌でしょう。
まぁ、人によって価値観さまざまなんだから仕方が無い面もあるんだけどね。