今日は、わけの分からない天候だった。
朝から吹雪いていたかと思うと、日中は吹雪と青空が交代で、しかも短時間で入れ替わるというような状態。
急展開な「晴れのち雪」だった。
夕方、といってもこの季節ならでは辺りはすっかり暗くなってからだけども、シンポジウムに参加してきた。
■第6回松江赤十字病院緩和ケアシンポジウム
参加してきたというよりも、ただ聴講しただけになっている。
例年だけども、
参加者が少なすぎる。
院内研修会の方が人が多いのではないだろうか?と思えるほどだ。
そして例年、「広報に問題がありゃしないか?」と声をあげている。
その成果も全くなく、今年もガラガラの会場だった。
県民会館の中ホールという立派な会場を貸し切り、それを前4分の一しか入らないようにロープが張ってある。まるで結界のようだけども、そうしなければ聴衆が広い会場に散らばってしまい、人気のない野球の観戦席みたいになってしまうからだろう、と思う。
また、壇上には立派な華が飾られている、記念式典などによく飾ってあるような、人の背丈ほどもある立派なやつだ。上からは横断幕や垂れ幕も吊るされている。
この会が終われば、シンポジウムと講演会の内容が立派な冊子になって発刊されることになっている。
うやうやしく開会の辞が述べられ、院長挨拶。
『がんは、今や3人に1人が罹り、2人に1人はそれが原因で亡くなる。』
とのことだが、しかし、なんだこの会場は?
聴衆100人にも満たない。
地域の連携、医療者や在宅の医療・ケアスタッフ、職種間、患者会
さまざま広く深く関わる内容であるのに、あまりにも人が少なすぎる。
これは決して「足下が悪いから」という理由ではないと思う。
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毎年、このガラガラ会場に憤りを感じてしまうのは、「内容は良い」からなのだ。
シンポジウムにしても、焦点が絞りきれていないものの(あるいは、それがシンポジウムの定番かもしれない)、様々な意見を聞くことができる。
特別講演も非常に心に響くものなのだ。そして勉強になる。
しかしながら、それは壇上で展開されるのであって、その場を共有する人間は明らかに少ない。
この会が開催される前の院内の雰囲気も、さして変わらない。
イベントが行われるという空気感がない。
ただ、ポスターが”そう言えば”貼ってある。
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この会はとてもいいものなんだ。
来てみてください。話を聞いてみましょう。出来れば参加してみましょう。
緩和ケアというのは僕達の非常に身近にあるものなんだ。
と、心を込めてみんなが話し合えば、もっと会場は盛況になると思う。
そういった空気感を作り上げるのが開催病院の使命じゃないだろうか?
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