職場へは隣の市まで、列車で通っている。
弓ケ浜半島を走る境線と、山陰尾日本海沿いを走る山陰本線に乗って。
田舎の列車なもんで
始発で出て、最終に乗って帰る。
そういった生活をしばらくしている。
寝るだけに帰っているようなもんだ。
かといって、仕事がそうハードなわけではなくて、単純に非合理的な生活をしているだけだ。
公私混同とかいわれそうだが・・・。
ポテンシャルから言うと、帰ろうと思えば５時過ぎの列車に乗って６時台に家に着くことも可能なのだ。
----------------
今日は、最終より一本前の列車に乗った。
いつものパターンで、弓ケ浜駅に近づくと、定期券と自転車の鍵を探す。
家と弓ケ浜駅の間は自転車でたった５分足らずの距離。
駅前の広場に自転車を置き列車に乗っている。
ポケットに手を突っ込んでも、鍵が見つからない。
なくした・・・というよりは、こういう時は、たいがい自転車に付けっ放しにしていることが多い。
それで以前、自転車を盗まれたこともあったが、数日後にはちゃんと帰ってきていた。
なんとも律儀な泥棒だ。
とはいえど、盗まれてしまっては数日は少し辛くなる。
なんて、思いながら・・・
----------------
無人の改札を通り過ぎて自転車置き場に向かうと、自転車を見つけることができた。
朝置いたそのまんまの姿勢でいる。
やはり鍵はついたままだった。
が
それよりも
非常に目立つものが、自転車のカゴについていた。
黄色い札が目立つ。
----------------
自転車盗
多発！
盗難防止の基本はカギ掛けです！
忘れずにロックしましょう
米子警察署／米子地区合板協議会
----------------
でも、これってさ・・・
『オーイ、ここに鍵がささったままの自転車があるぜ～！』
ってメッセージになりゃしないか？
ご心配はありがたいんだけども・・・
逆に、おとり捜査的な感じで、盗ろうとしないのだろうか・・・
いずれにせよ、自転車は無事で、鍵をかける必要性は以前と何も変わらないのだが
今後も気をつけたい。
黄色い札をたなびかせて自転車を走らせ、家に着いた。