今日は、学生さんの見学があった。
理学療法士の専門学校に入学された、ほやほやの1年生で、はじめての夏休みを迎えた学生さんたちだ。
前もって学科主任の先生とお話をさせていただいたのだけども、今回の実習の目的は
■ならった解剖学・生理学の臨床現場での確認
■理学療法士の動き方
■患者さんとの接し方
ということを目的にしているとのことだった。
なにせ、ついこの間まで高校生だったワケだから、何が何だかわからないだろう。
僕には理学療法の面白さを伝えたいという気持ちがある。
僕は実習に行って理学療法の面白さをはっきりと噛み締めることが出来たので、次はそれを学生さんに伝えることが出来たらと思っている。
それが数多くの恩師への恩返しのつもりで。
しかし、最近は純粋にそうは思えない面もある。
あまりにもやる気のない学生さんがおられるからだ。
言われたから来てみただけの実習
単位を取るための実習
目的のない実習
そんな感じでくる学生さんもいる。
そして、そうでなくても、あまりにも態度が悪すぎるのが多い。
実習を遠足かなにかと勘違いしているような風貌や姿勢・態度で臨床見学を行っていると思われる。
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今回の実習生はよかった。
そもそも、学科主任から見学依頼があった時点で、課長が実習態度の悪い学生さんが散見されると釘を刺してくれていたのも有り難かった。
僕が電話で学科主任とお話ししたときも「実習態度等などは指導しているつもりです。」とはっきりおっしゃってくれていた。
そして、実習生さんが来られて、最初の段階で態度についての説明をさせてもらった。
2人とも、見るからに心得ているようであったが、重要だということを再確認してもらいたかった。
良い緊張感があってよかった。
彼らにはどこまで力になれたかわからないが、しっかりと時間を割いて見学をしていただいたつもりだ。
この春から学校に入って、期待とともに不安もあったろうが、これからもノビノビと知識技術を積んでいってもらいたいと思う。
上から目線で申し訳ないが。
もう一つ、付け加えることがある。
この実習生さんが所属しているのは、僕の母校だ。
態度の良い後輩をもつというのは、先輩として嬉しい限りだ。